出版社内容情報
応仁・文明の乱に端を発する初期戦国時代の実像を、室町将軍側の側近であった官寺、禅林のひとつ相国寺・蔭涼軒の禅僧たちが残した貴重な資料『蔭涼軒日録』から明らかにする。
内容説明
応仁・文明の乱、東山文化の開花―。禅僧たちにとって、芸能・贈答文化さえ「戦略」になる時代だった―。彼らは、なぜ歴史の大転換期に将軍権力を支え、外交・軍事・文化政策に関与したのか?
目次
序章 将軍権力を支えるオーガナイザー
第1章 動乱の時代に生きた禅僧たち
第2章 禅寺を行き交う「贈り物」の行方
第3章 禅寺に集う芸能者たち
第4章 戦場と禅寺を往復する禅僧たち
第5章 「勝軍地蔵」を信仰する足利将軍家
著者等紹介
清水眞澄[シミズマスミ]
日本中世文学専攻。青山学院女子短期大学・聖徳大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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