出版社内容情報
有名私立に通う璃湖、大好きなサッカーの壁にぶつかる一輝、初めての恋に向き合う彩加里。中学1年、新たな道を応援する感動作。
片川 優子[カタカワ ユウコ]
シライシ ユウコ[シライシ ユウコ]
内容説明
中学1年は、世界のはじまり。幼なじみの3人が、新しい学校でばらばらに…壁にぶつかり、凹んで落ちて、たどりつく場所は?朝日中高生新聞で連載、待望の単行本化!
著者等紹介
片川優子[カタカワユウコ]
麻布大学大学院獣医学研究科博士課程に在籍中。15歳の時に書いた『佐藤さん』で講談社児童文学新人賞佳作を受賞して作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひめか*
25
幼馴染の璃湖と一輝と彩加里、それぞれの中学生活を描く。女子校では幼馴染の男子と遊んだくらいでヤキモチ焼かれて、今まで仲良かった男子との距離感にとまどったり。子供の頃から夢中だったはずのサッカーが嫌になったり、幼馴染の存在を教えてくれなかったからと嫌味言われたり。中学生は今思えば可愛い悩みなのだけど、いろんな人間関係とか進路とか悩み尽きなかったな。いつも美味しそうなお弁当持ってる友達にも悩みはあるし、自分のことを打ち明けることで、相手も心開いてくれてほっとする。いろんな感情が溢れて中学生になれて楽しかった。2019/11/25
信兵衛
21
主人公3人だけでなく、登場する中学生それぞれが抱える悩みや葛藤を描き出されていますが、それを救うのが新たな出会い、新たな友情という処が嬉しく、また楽しい。2016/10/07
coco夏ko10角
20
朝日中高生新聞で連載していた作品。こういう幼なじみがいるのっていいなぁ。2017/02/17
杏子
14
幼なじみ3人が、中学生になってからの部活とか友だち関係のことなど思春期の悩みに戸惑う様子が描かれている。男女3人が中学生になっても付き合いがあるのはいいね。それぞれ居場所を求めて悩んでいる。軽い読み物なので、小学生が中学のことを知るために読むのもよいかも?2019/08/05
kolion
10
仲良くなっていくって難しい。大人になってるせいか、別にそんなに仲良くならなくてもいいのでは?と思ってしまうけれど学校生活において孤立しないルールは自分を理解してくれる人をいかに大事にできるかだ。3人がそれぞれに向き合って乗り越えていく様は清々しかった。一輝の章が一番好きだった。クラブを休んでテレビゲームをしているところなんて、すごくリアル。璃湖はお母さんぽいと思った。世話焼きだし、すぐに人に話すし。こういう子がいるから繋がれるのだけど。2019/06/01