高卒元プロ野球選手が公認会計士になった！

奥村 武博【著】

洋泉社（2017/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 175p／高さ 19cm
• 商品コード 9784800311009
• NDC分類 336.97
• Cコード C0037

出版社内容情報

合格率約１０％と最難関の国家試験として有名な公認会計士。この狭き門を突破した元プロ野球選手がいる。高校時代は野球に明け暮れプロ入りした彼は、当然勉強などほとんどしていなかった。プロ野球を４年でクビになり、皿洗いの毎日から一念発起、公認会計士の試験を受けること９回、紆余曲折の末に掴んだ奥村氏から学ぶ公認会計士になるためのノウハウとは？桑田真澄推薦！

内容説明

いかに得点を増やすかではなく、いかに失点を減らすか。試験は模試のように、模試は試験のように。プロ直伝！本試験で緊張しない秘策とは？あらゆる超難関試験に有効な最強の勉強法を公開！

目次

序章　生き残りをかけた甲子園のマウンド（野球への想いを断ち切るために；“野球は今日で終わるだろうな”）
第１章　そもそも「公認会計士」とは？（現在の会計士としての一日；なぜ公認会計士を目指したのか　ほか）
第２章　公認会計士試験合格までの道のり（悪戦苦闘・試行錯誤の日々；短答式の不合格を糧に合格に向け、できる限りのことを　ほか）
第３章　短答式・論文式試験の対策、教えます（試験勉強に取り組む前に；戦略を立てて勉強し、得点の最大化を目指す　ほか）
第４章　人生で大切なことは、すべて「野球」が教えてくれた（我が野球人生を振り返る）

著者等紹介

奥村武博［オクムラタケヒロ］
公認会計士。１９７９年生まれ、岐阜県出身。土岐商高から９７年ドラフト６位で阪神に入団。野村克也監督から「小山２世」と称される制球力を誇るも、度重なる怪我により０１年に戦力外通告を受け現役引退。その後、打撃投手、飲食業を経て公認会計士を目指すことを決意し、１３年に合格。日本初の元プロ野球選手からの公認会計士となる。２０１４年４月より優成監査法人に入所。２０１６年日本公認会計士協会準会員会統括代表幹事に就任。２０１７年６月公認会計士登録（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[きみたけ]

著者は元プロ野球選手で公認会計士の奥村武博氏。1997年ドラフト6位で阪神タイガース入団、野村監督から「小山2世」と称される制球力を誇るも2001年現役引退。2013年に公認会計士の試験に合格。現役のプロ野球選手、引退した選手、将来プロになろうとスポーツに取り組んでいる若者たち、公認会計士を目指している人に少しでも夢や希望を届けたいとの思いで講演や執筆活動をしているとのこと。自身の経験を元に公認会計士試験の勉強法や取り組み方をしっかりと伝授してくれます。

2022/12/18

[かず]

著者は阪神の投手でしたが、肘の故障の為４年で引退します。引退後のある日、お付き合いしていた彼女が置いていった資格の本を見て、一念発起、公認会計士を目指します。「高卒」と表題にありますが、著者の母校　岐阜県立土岐商業高校は、日商簿記１級合格者も輩出する優良校ですし、著者自身も野球漬けの生活を送る中、２年生で２級を取得しており、元々優秀な方だと思いました。苦節９年の末、合格を勝ち取るのですが、本著で特に印象に残ったのは「仕事のある日は５時間、休日は１０時間の勉強」という点です。大いに意欲が高まりました。

2019/12/17

[葉]

著者は97年ドラフト6位で阪神に入団し、小山2世と言われる制球力を誇ったが、度重なる怪我で01年に戦力外通告を受けて引退した。パワプロを98年からプレイしていたが、使ったことがない。公認会計士の試験では、いかに得点を増やすかではなく、いかに失点を減らすかである。また、最後には、公認会計士はゴールではなく、通過点と締めくくっている。合格するのに必要な総学習時間は3000時間という。1日で全科目に触れる方が良い。

2018/02/06

[日々是好日]

プロ野菜引退後に野球一筋でキャリアチェンジにとても苦労する選手が多いが、著者は、周囲の支えもあり、公認会計士になりました。その努力は、並々ならぬものがあり、感動しました。