歴史新書
殿、ご乱心でござる

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800310668
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0221

内容説明

「殿、ご乱心めさるな」お家の存亡を賭けた熾烈な抗争劇が幕をあける。仁義なき兄弟の跡目争い、幕府からのプレッシャーに耐え切れず乱心する若殿、正室・側室の世継ぎをめぐる愛憎ドラマ、跡継ぎができない殿様・姫様に待つ悲劇…。乱心・刃傷・無嗣、不正、領地返上などにより歴史から消された藩主たちが起こした仰天な事件の数々を一挙に紹介する。

目次

第1章 刃傷事件―人を殺めた殿様
第2章 狂乱殿様―発狂してしまった殿様
第3章 セクハラ大名―女性問題でしくじった大名
第4章 幽閉藩主―投獄された殿様
第5章 幕政批判―幕府に反逆した殿様
第6章 御家騒動―家臣と喧嘩した殿様

著者等紹介

中山良昭[ナカヤマヨシアキ]
1953年、福岡県生まれ。同志社大学文学部文化史学科卒業。編集制作会社で歴史分野の全集の編集に携わり、2004年に『日本百名城』(朝日新聞出版)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

38
一事が万事。殿であっても間違いを起こすと責任を取らされるのは今の時代と一緒ですね。癇癪を起こさずに、平静を保つのが生き残るコツです。一部の天才を除く。2017/01/27

Hiroki Nishizumi

3
時代が違っても人の行いは一緒やなぁ。どの事例みても現代のドラマに通じるものがある。2019/09/04

韓信

1
刃傷沙汰、発狂、主君押込め、御家騒動…と江戸時代の諸大名家における不祥事と、そこから垣間見える人間ドラマを紹介するゴシップ的歴史読み物。浅野内匠頭の刃傷事件や黒田騒動、加賀騒動といった有名事件から、家臣団が半減した津軽家の新旧家臣団の抗争や、越前丸岡藩本多家における押込めから復帰した藩主重益による家臣を餓死させる執拗な復讐など、面白エピソード多数で、継嗣問題や藩政改革に起因する抗争が多い印象。坂崎直盛の千姫奪取未遂事件は、娶れなかったことでなく、任されていた縁談を潰されたことが原因という説が興味深かった。2017/04/16

kuni

1
登場人物が複雑過ぎて、しかも下の名前しか出てこないので、一体誰だっけ?といちいち確認しないといけないのが残念。殿様にも関わらず、ひどい話が多くて、ネタとしてはそれなりに面白かったのに。2017/03/28

ささ

0
◼︎色々な御家騒動が短いと4ページ、長くとも8ページくらいなので、読みやすい。家系図が載ってる事件や、載ってない事件などバラツキがあって、背景がわかりにくいものも。もう少し、取り上げる件数を少なめにして、1つの事件をがっつり書いて頂いた方が分かりやすかったかも。青山忠俊が将軍教育の厳しさ故に罷免され、減転封・蟄居となって没したという話の後、忠俊の息子が家光の嫡子の傅役に命じられ、「お前の父親のようにやってくれ」と言ったという話は、なんだかホッとできた。2017/01/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11179789
  • ご注意事項

最近チェックした商品