出版社内容情報
・巷に伝わる「都市伝説」やオカルトなどの事象を、そのまま解説・検証するのではなく、「映画」というフィルターを通して検証する!
内容説明
「悪魔祓い事件」「超能力」「アポロ計画の陰謀」「爬虫類人」「UFO」「宇宙人」「超古代文明」あの有名映画に登場する数々の都市伝説―その真相を知れば、もっと映画が楽しくなる!
目次
第1章 本当にあった「怖い事件」
第2章 「超能力」と「古代文明」
第3章 「呪い」と「心霊現象」
第4章 妖しき「陰謀」の世界
第5章 「UFO」と「宇宙人」
第6章 遙かなる宇宙
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
58
日本にない「都市伝説」が生まれてくるには、宗教や考え方の差が、相当に反映するのだろう。アメリカと日本の、ふだん気がつかない常識の違いを考えさせられた。たとえば幽霊や悪魔にどれだけリアルに恐怖を感じるか、など。日本のアニメには、超能力は当たり前に登場するが、存在を信じているとは思えない。UFOは日本では話題になりにくいが、アメリカは今も盛んのようだ。2019/06/24
HANA
52
都市伝説と銘打っているが、ここで語られている事の大半はオカルトに分類されるべきではないだろうか。映画の元ネタからそれらに影響を受けたオカルトまで、事細かに解説されている。惜しいのはここで紹介されている大半が有名すぎてどこかで聞いたことのある話ばかり。アメリカの超能力部隊だとか、アポロは月に行っていなかったとか、ナチスの残党が隠れているとか。いや、こういう話は大好きなんですけどね。しかしこういう話も映画を通してみたら、別な一面が見えて面白く感じる。やはりこういうオカルトネタは人を引き付けるものがあるなあ。2016/07/09
澤水月
33
エクソシストやアミティヴィルの家、貞子のモデルなど、オカルト、怪談、都市伝説マニアには既知の内容が多いものの概ね楽しめる。非人道的人体実験MKウルトラはあまり知らなかったので驚いた…が、どうにも終章宇宙ものに関する箇所は都市伝説でもないし蛇足に思えた。アルマゲドンに真面目に科学的に突っ込んだって無粋(筆者も書いてるのだけど…)、何より某映画(わたしは未見)で、あるネタバレをしてるのは無粋どころでないのでは、映画秘宝の名を冠するのなら…2016/07/19
こら
22
ここで紹介されている事例が、映画と絡ませるという主旨のせいか、目新しいものが殆どないのが残念。よりディープかつ詳細な真相を知りたいなら同じASIOSの『謎解き超常現象』シリーズを読まれた方が吉かと。その代わり各コラムは一読の価値有り!大衆文化に於ける宇宙人像の変遷や米国とキリスト教との切っても切れない関係等、日本人があまり知らない事が掘り下げられていて、こちらの方がこれからハリウッド映画を観るときにより楽しめること請け合いです!2016/08/31
チョッピー
14
ASIOSの最新刊。それぞれ題材になっている事件、映画については既知のものが殆どで、短い文章のものが多かったせいもある為か、考察も表面的なものが多かったように思います。最近の有象無象な「超常現象」をベタに素材にしたような本を次回は期待したいと思います。2016/07/01