沈黙を破る―「男子の性被害」の告発者たち

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沈黙を破る―「男子の性被害」の告発者たち

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163919966
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報




【目次】

内容説明

日本社会では長年“なかったこと”にされてきた男性の性被害。加害者は、担任教師、実父、芸能事務所社長…。たった一人の勇気ある闘いが、重い扉を開け、闇のなかにいた被害者たちに光が差し込んだ。立ち上がり、少しずつ歩きはじめた人々の姿を追う。性被害者の実名告白、深層ノンフィクション。

目次

第1章 パンツ1枚の勝訴から始まった 栗栖英俊
第2章 「十中八九負けます」 石丸素介1
第3章 見過ごされた時限爆弾 赤池雄介(仮名)
第4章 ジャニー氏から受けた“通過儀礼” 二本樹顕理1
第5章 ダビデとゴリアテの戦い 二本樹顕理2
第6章 弟は父の性虐待で死んだ 塚原たえ
第7章 女優の告白 藤田三保子
第8章 時代の転換点 石丸素介2
第9章 声を上げた彼らのその後

著者等紹介

秋山千佳[アキヤマチカ]
1980年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞社に記者として入社。大阪社会部、東京社会部などを経て2013年に退社し、フリーのジャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

rosetta

21
幼い子供への虐待、それも性的虐待は最も許し難い罪である。まだまだ不備は多いが時効の延長など日本の法律も少しづつ前進してきた。十年も前だったら顧みられなかったであろう男子児童への性的虐待。教師や親から、或いは芸能事務所丸ごとの犯罪。被害者の心を殺し永年に亘って苦しめ続ける。特に親からの壮絶な扱いには怒りが溢れそうになる。加害者の人権など考慮する必要もなく去勢や嬲り殺しにしてやりたくなる。児童に興味を持ってしまう性癖があるのは仕方ないがそれを犯行に繋げるような者には生存権はいらないのではと思う2026/01/20

さなこ

16
旧ジャニーズ問題が明るみに出てからやっと目が向き始めたようにも感じる「男子の性被害」芸能界という特殊な環境だけでなく、家庭や教師等身近な環境で苦しい思いをされ、その後の人生まで狂わされた人たちの生の訴えは読んでいて辛かったです。被害者は忘れることができないが、加害者は忘れることができるの一文に虚しさと憤りを感じます。実名で告白した人たちの勇気と活動に感服、法整備と誹謗中傷等の二次被害について、私たちは想像と考えを続けていかなくてはいけないですね。2025/10/29

田中峰和

7
男は強いものというマッチョ思想がいまだに蔓延している。ジャニー喜多川による性加害も、大金が動く芸能界とマスコミの間では隠蔽される。女の貞操にはうるさい日本だが、男は加害者で被害者にはならないという固定観念。だが、教師や芸能事務所、家族間でのセクハラやパワハラは強者の独り勝ちである。教育界は波風を立てたくないし、芸能界は経済優先で、皆が他人事で無視してしまう。BBCの記者はジャニー喜多川問題にスポットをあて、ようやく日本のメディアも動き出した。いわゆる外圧がなければ動かない日本そのもの。厳罰化が必要だ。2025/12/31

ガブリエル

6
性加害は“心の殺人”と呼ばれる。被害者はたった一度の被害でも心をずたずたにされるのに、信頼すべき実の親や教師に幼い子供が繰り返し性虐待を受けることの残酷さ。逃げ場もなく、警察や周りの大人に何度も訴えても誰も本気で取り合わず守ってもらえなかった被害児の絶望を思うと泣けてくる。裁判に訴えることへのハードル(時効のや証拠保全の問題)はまだまだ高い。どうか一刻も早く、子供の性被害の時効を撤廃してほしい。そして、児童性愛は愛でも嗜好でもなく病気だという視点で加害者を治療するシステムをしっかりと作り上げてほしい。2025/08/30

chuji

4
久喜市立中央図書館の本。2025年7月初版。文藝春秋電子版掲載『ルポ男児の性被害』に加筆・修正し、書き下ろしを加えたもの。氷山の一角。2025/08/10

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