内容説明
神社の誕生に深く関わる、古代豪族29氏のルーツと末裔を探る!
目次
大和写真紀行 神社にみる古代豪族の残影
入門セミナー Q&Aで知る神社と古代豪族
第1部 古代豪族のルーツと神社(関東・中部編;近畿編;中国・四国編;九州編)
第2部 古代神社をめぐる謎(『古事記』『日本書紀』にみる神社と神々;伊勢神宮成立の謎と在地豪族たち;日本各所に鎮座する怨霊を祀った神社;古代における神社格付けの変遷;独自の信仰を守った渡来氏族と古代神社の関係)
第3部 古代豪族の足跡を探る(発掘された古代豪族の居館;古写真にみる豪族の墳墓)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よしみん
9
神話上の神を始祖とするのは天皇家だけではなく、豪族もそうだったようだ。力を持った者が一族の始まりを創作したのだろう。この本には、関東から九州までの歴史の古い神社とそこに祀られている神を氏神とする豪族が解説されている。古代を遡ると神話の世界になってしまい、何が事実かの判別が難しいが、いまだに発掘されたものから新たな事実が明らかになることがあるのが面白い。最近古代が舞台の小説が増えているようだが、事実の合間に想像の余地が多く残されている時代だからこそなのだろう。2016/06/22
niwanoagata
5
各地の著名な古代からある神社を中心にその地の古代豪族を紹介する。カラーで遺跡の紹介などもあり、面白い。