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フィナンシャル・タイムズの実力

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800308429
  • NDC分類 070.233
  • Cコード C0036

内容説明

英経済紙は日本メディアに何をもたらすか?日経が1600億円で巨額買収したFTとはどんな新聞なのか?いち早くデジタル版を成功させたFTの戦略とは?目まぐるしい再編の進むメディアの新潮流を読み解く。

目次

第1章 「鳩」、「巣」そして「鷹」の買収劇(「ビッグになりたい」―アクセル・シュプリンガー社の思惑;「絶対にだめ」が揺らいだとき―ピアソンの変化 ほか)
第2章 英国のジャーナリズムとはどんなものか(「礼儀正しい日本のメディア」;抑えようとする当局、あきらめない印刷業者 ほか)
第3章 FTのこれまでと現在(ニッチな新聞;FTの紙面構成 ほか)
第4章 FTの電子化作戦とは(世界の新聞界―紙と電子版の関係は?;元気いっぱいの英国のデジタル・ニュース ほか)
第5章 「日経+FT」の世界とデジタル破壊の先に見えるもの(経済紙という共通点と言語の相違点;異なる読者層と報道の主眼 ほか)

著者等紹介

小林恭子[コバヤシギンコ]
1958年生まれ。1981年成城大学文芸学部芸術学科(映画専攻)を卒業後、米投資銀行ファースト・ボストン(現クレディ・スイス)勤務。読売新聞の英字日刊紙「デイリー・ヨミウリ」(現「ジャパン・ニューズ」)の記者・編集者を経て、2002年、渡英。英国をはじめとした欧州のメディア事情、政治、経済、社会現象を複数の媒体に寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

37
ちょうど1年前、話題を呼んだ日経のFT買収。その経緯と背景等をの解説本。目をひく内幕話があるわけではなく、字ばかりで地味な印象。唯一面白かったのが英国の大胆で過激なジャーナリズムを描いた第2章でした。盗聴や買収、探偵を使ったり、とんでもない誤報も辞さない。このえげつなさは日本人にはなかなか理解できかも。2016/06/16

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2
日本経済新聞社がイギリスのフィナンシャルタイムズを買収する際に双方に対する取材が出来なかった関係で双方の見解を詳細に紹介することはできませんでしたが、イギリスと日本のメディア事情の比較をすることができるところが面白いと感じました。2024/06/23

まめタンク

2
2017年、54冊目。 84点 2017/05/11

リョウ・アズナブル大佐

1
ギンコとは笑 周りの人達は一応日経読んでるけどFTの事なんか知らないだろう。課題とされている権力者に対する報道の仕方だけど、いくらFTを買収したところで株を持っているのがテレビとか大手企業の権力者側である以上限界があるよね。オリンパス事件の報道体制がいい例。マードックのWJやFOXと変わんないじゃないか。イギリスの誇りを日本に持ち込んで何故新聞が必要なのか今一度考えて欲しい。偉そうに言う僕は本、ネット、メルマガからしか情報取得してない笑1次情報をネットに任して分析を重視する新聞とかあったら買うけどなぁ2016/07/24

えすの

0
FTは調査報道に強く解説につとめる新聞、というのが一般的なイメージとのこと。最近は記事をWebから紙へ落としこんでいるらしい。1957年よりFTを保有していたピアソンは、元々建設業者であり、インフラがニュースを欲しがる仕組みは一緒だなぁ。英国では省庁内に記者専用スペースがないこと、FastFTなどの電子化への取り組みが興味深い2016/05/05

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