洋泉社mook
初代ゴジラ研究読本

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784800304520
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C9474

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

74
1954年3月に起きたビキニ環礁水爆実験第五福竜丸被爆事件、そこから『ゴジラ』公開まで僅か8ヶ月。本書には膨大なキャスト・スタッフインタビューや対談、メイキング写真、検討用台本から完成作品までの変遷の資料等が収められています。それらを読み、見ることで、企画から完成までのそれぞれの苦労と熱情を知らされ、そしてまた『ゴジラ』は、当時集結した名だたるスタッフを始め、関わった全ての人々の力の結実の上に完成した、全く奇跡的な映画だということを知らされます。そして本書の企画と編集もまた素晴らしいです。2019/02/11

まえすとろ

31
日本における銀幕の大スターは多かれど、公開されてから60年を経てなお毎年数冊の出版物に登場できるスターは彼を於いて他には存在しない。邦画初の海外興業で外貨を稼ぎ、数多の伝説を生んだ日本初の特撮怪獣映画『ゴジラ』。60年の還暦を記念して刊行された初代ゴジラの研究読本は著名な随筆陣、ロケ地所在調査、草案から脚本準備稿、決定稿に至る比較検証、発掘された未公開スチル写真の数々他、過去において星の数ほど刊行されたムック誌、映画専門書ですら到達できなかった他に類を見ない濃厚な内容の「初代ゴジラ」の最終報告書。鼻血! 2015/04/18

へくとぱすかる

26
驚くほど密度の濃い内容に、まず圧倒される。60年をへて製作当事者の多くが物故されている現在、存命中の方々からの可能な証言を、極力集結させて構成していることに、ただものではない迫力を感じた。これも「初代」への熱烈なこだわりが生んだたまものだろう。何よりも、この映画の主役は人間の俳優ではなく、特撮の側にあり、ありえないものを見せることへの情熱が、あらゆる細部にまで注がれていたことに、思わずため息をついてしまうほどだ。映画が輝いていた時代の証言は、まるで昨日のことを語っているようで、臨場感たっぶりである。2015/05/24

たいそ

6
ゴジラ第一作に徹した本。当時の関係者のインタビュー、60年も前のことをよく覚えておられるのに驚いた。メイキングギャラリーが解説も含めて良かった。音楽については和田薫氏のインタビューがあるぐらいで少々物足りない。「映画の中の世界に、時が経って再会しても、その都度の時代や見る側の年齢によって、また違う発見がある。」川北紘一特技監督のご冥福をお祈りします。2014/12/13

Iwata Kentaro

5
今見てるので再読。細かいマニアな話はぼくみたいなアマチュアにはついていけないけど、作りのプロセスやあの顔つきの話とかが面白かったです。菅井きんだったのか!2019/10/31

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