内容説明
ついに地上から消えた「帝国」という名称。イスラエルとユダヤとヘブライの違いとは?スイスの貨幣には国名が書いてない?中国の権力中枢は中南海、ロシアはクレムリン…今、世界で起きている事件や争いの原因がスッキリわかる!
目次
第1章 国名と首都はどのように決まったのか
第2章 地名が語る世界の民族興亡史
第3章 ヨーロッパ旅行が楽しくなる「地名」の秘密
第4章 ヨーロッパの国名・地名、その虚像と実像
第5章 南北アメリカ大陸の地名意外史
第6章 世界を揺るがす「中華帝国」と地名のルーツ
著者等紹介
八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年、滋賀県大津市生まれ。東京大学法学部卒。フランス国立行政学院(ENA)留学。国土庁長官官房参事官、通商産業省大臣官房情報管理課長などを歴任後、現在、歴史作家・評論家として活躍中。徳島文理大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MATHILDA&LEON
20
世界中の地名の意味と歴史の繋がりを簡潔に説明していて、世界史について興味を持つキッカケになるような本。ちなみに私が気になったのは、南北アメリカ大陸の地名と歴史について。知っているようで知らなかった事が書いてあって、もっと知りたいなと感じた。2015/07/16
ゆぎ🖼️
9
インドを身毒と書いて古代の中国は仏教を伝えていった。ん?ぼくの読む経本にも身毒や毒てよく出てくるんだけど、訳された話にインドは出てこない🤔、、もしかして隠された話があるのかな。(-д- 三 -д-)違います2022/08/09
氷柱
6
763作目。10月1日から。1年ぶり2回目。何を読んでいたんだという感想しかない。初めて手に取る作品だと思いきや、まさかの二度目であった。そんな事実に記録をする段階で初めて気が付いた。今作は世界の国や町の成り立ちが「名前」から紐解かれて行く良作である。世界の抱える矛盾もここで取り上げられている内容から連想でき、世界の相関図を垣間見ることができる。首都の立地とその機能についての歴史に最も興味が惹かれた。首都の選定にもトレンドがある。2021/10/02
氷柱
5
597作目。7月12日から。世界史をある一面から垣間見ることのできる一作。地名を足がかりにしてそれぞれの国の持つ歴史が紐解かれて行く。フランスの持つ影響力や、ポルトガルとスペインのかつての勢力関係、さらには中国が想像以上に分裂を繰り返してきた流れが簡潔に描かれる。この手の作品は読めば読むほど知識が深まるので継続して触れて行く。2020/07/15
ヘレン
5
各種の百科事典、歴史事典、地名辞典、各種のホームページ、ウィキペディアの各国版(比較やリンクの出典情報より)、グーグルの地図(地形・現状把握)などを広く参考に、著者のかつての書籍を基礎にして書かれた本。個人的に面白かったのは「アメリカ50洲の名前の由来」首都はワシントン,D.C. 「日本語と中国語の国名表記」美利堅(美国、アメリカ)英格蘭(英国、イギリス) 法蘭西(法国、フランス) 徳意法(徳国、ドイツ)2019/05/08