内容説明
基本ルール、紳士協定から注目選手紹介、レースの裏側まで。見ているだけではわからない、自転車レースをまるごと味わいつくす本！
目次
プロローグ サイクルロードレース早わかり！
１ サイクルロードレースの基礎知識
２ 知っておきたい選手とレース
欧州主要レースと開催地
３ もっと楽しむサイクルロードレース
４ ドーピングの闇
エピローグ 個人的な体験
著者等紹介
栗村修［クリムラオサム］
１９７１年神奈川県生まれ。中学生のときにテレビで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。１７歳で高校を中退し、本場フランスへロードレース留学。その後、ヨーロッパのプロチームと契約するなど、２９歳で現役を引退するまで国内外で活躍した。引退後は実業団チームの監督を務める一方で、ＴＶ解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在、宇都宮ブリッツェン監督（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙@読書会10周年
42
ツール・ド・フランスを頂点とするサイクルロードレースの魅力と影のすべてがわかります。チーム戦略の深謀遠慮によりエースを優勝させる駆け引きに面白みがあります。成功確率の低い「逃げ」の意味もようやくわかりました。影はもちろんドーピング。これには根深いものがあります。かつての優勝者が次々と名誉剥奪されている事実は重いです。2018/01/07
アイマール
11
サイクルロードレースの解説が軽妙で楽しい作者。特に実況のサッシャとのコンビが好き。テレビ中継では伝わりきれない、ロードレースの奥深さを知ることができた。ドーピングなどの負の部分もしっかりと記述してて、それはロードレース界のありのままを正直に伝えているんだと思う。まだまだマイナーなスポーツをたくさんの人に知ってもらいたいと言うロードレースに対する愛情を感じた。2014/05/22
うまかぼー
11
サイクルロードレースは街から街へ自転車で走る旅。ルール、選手の特徴などなるほど分かりやすい説明。 後半はガッツポーズ批評にドーピング問題をズバッと！今はランスは最強のゾンビか確かに。ブリッツェンのマスコットキャラの名前は汚れすぎてるからなんとかしてあげてね笑。2013/07/27
いくみ♪
10
読書メーターの本が自転車関連ばっかになってるなあと自分でもあきれますが、またまた自転車本。（正確には夫の本）ツールドフランスを今年はけっこう見てる。選手が識別できるようになったからおもしろい。最後のほうはツールと切っても切り離せないドーピングの話。今年めちゃめちゃ強いキッテルとかもやってたらいやだなあ。やっぱドーピングって「ズル」のイメージがある気がして、見てるほうがしらけるんだよな。ネトゲのチート行為みたいな。まあ、あまり深く考えずに最後までツールを楽しみたいとは思う。今年は誰が優勝するのかな？2017/07/17
もんちゃん
10
ブリッツエン監督・ロード解説者、そしてガッツポーズ評論家でお馴染みの栗村さんのロードレース本。 ツールを前にお勉強。 まだまだ初心者の私にはナルホドと思う部分もあり面白い。上級者には知ってるよ！な本かもですが… 最終章のドーピングについてはやはり厳しく書かれてる。ドーピング、ダメ、ゼッタイ。2013/06/19
