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武器・十字架と戦国日本―イエズス会宣教師と「対日武力征服計画」の真相

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800300164
  • NDC分類 198.25
  • Cコード C0021

内容説明

宣教師たちは、何を目的に「戦国日本」にやって来たのか―大砲を始めとする「武器」とキリスト教の「正戦論」をキーワードに、世界史を変える主人公に躍り出た「戦国日本」の知られざる歴史に迫る。

目次

厳しい歴史的「検証」が不可欠
第1部 キリスト教勢力の東アジアへの進攻と「武装化」(キリスト教と「戦争正当化論」の形成史;近世ヨーロッパの兵器産業と「戦国日本」;ポルトガル領東インドの形成と「武器移転」)
第2部 世界史に登場した「戦国日本」(在日イエズス会士の軍事活動;在日宣教師と「武力の行使者」への道;「対日武力征服」は可能だったのか?)

著者等紹介

高橋裕史[タカハシヒロフミ]
1960年北海道生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。近世キリスト教史(アジア・日本)専攻。現在、苫小牧駒澤大学国際文化学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

茶幸才斎

1
戦国時代、南蛮からキリスト教の布教にやってきたイエズス会は、日本を武力征服しようとしていたのか? という物騒な話。彼らは、大友宗麟や有馬晴信らキリシタン大名への軍事援助により、国内に安定した活動基盤を築こうとし、また長崎に陣地を構え大砲や艦船による武装化を図ったらしいが、その上で、彼らに対日武力征服計画なるものが、あったかどうか。また、秀吉や江戸幕府はその脅威をどう見ていたか。当時、世界屈指の戦闘能力を持つ武装集団を抱え、殺気立っていた日本の実情を知れば、いくら南蛮人でも征服なんか無理だと分かっただろう。2013/03/19

Joao do Couto

1
グローバルヒストリーの観点から鉄砲伝来とイエズス会の活動を再検討している。一般向けとはいえ、最新の東アジア史の知見もふまえている良書です。ただし、ポルトガル領東インドの描きかたは紋切り型で、残念。2013/01/17

naftan

0
武器移転という武器そのもの以外の使用法や製造法の移入を包含概念を使用する事により、イエズス会が日本の軍事革命に与えた影響を正確に捉えようとしている。/日本の諸大名は、完成品の大砲や弾薬の材料として硝石・鉛を輸入し、日本から輸出された銅地金はポルトガルやオランダが製造する青銅砲の材料になっていた。2013/04/11

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