出版社内容情報
第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞&20万部突破『縁見屋の娘』の著者による最新作です! 福知山藩に仕える武士・木島龍吾の目は色の認識ができない。先代藩主の命により、龍吾は失踪した父・兵庫を捜すことになる。兵庫は人気の絵師で、藩主に極楽浄土の絵を描くことを約束していた。ただし龍吾は兵庫と生まれてすぐ生き別れたため面識がなかった。戸惑う龍吾だったが、兵庫が自分と同じく色が認識できないことを知り、興味を持ち始める。兵庫を追って京へ向かうが、彼は贋作事件の犯人として京を追われ、行方不明になっていた。龍吾は父の弟子を訪ねて行方を調べるなかで、兵庫が弟子のために描いた軸「狂花一輪」を見せてもらうと、あるものが見え――。贋作事件の悲しい真相と、軸に隠された父の思いが胸を打つ。
内容説明
叔父のもとで成長した若き藩士、木島龍吾の目は、生まれながらに色を見る力を持っていなかった。その龍吾に、先代藩主は、実の父、兵庫の捜索を命じる。兵庫は出奔後、京で水墨画の絵師浮島狂花として生きていたが、贋作事件を起こして、行方知れずになっていた。狂花の弟子たちを訪ね歩くうちに、龍吾は事件に隠された真相と、狂花の絵の中にある真実を見抜く。それは、兵庫が龍吾と同じ目を持つ証でもあった。
著者等紹介
三好昌子[ミヨシアキコ]
1958年、岡山県生まれ。嵯峨美術短期大学洋画専攻科卒。第15回『このミステリーがすごい!』大賞にて『京の縁結び 縁見屋の娘』で優秀賞を受賞し、2017年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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真理そら
はつばあば
一五
onasu
みいやん