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宝島社文庫
泣ける!ミステリー 父と子の物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800295354
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

父には秘密がある。思わず涙する、父にまつわる5つのミステリー集! 冲方丁「バイシクル」父と自転車に乗る練習を続ける息子。やっと自転車に乗れたとき、父は我が事のように喜ぶ。しかし、その喜びの裏には恐ろしくも悲しい計画があった。そのとき、息子は――。岡崎琢磨「進水の日」機関士の父が船を降り、転属する決断をした。ともに船の仕事に憧れる友人とも別れることになり、憤慨する友人が取った不可解な行動の意味とは? そして、父の深い愛情とは? 里見蘭「神様のペテン師」過去、詐欺師だった男の前に突然現れた見知らぬ少女。少女は男を「お父さん」と呼び、お金を貸してほしいという。昔の仲間を呼び集め、男は一世一代の詐欺を画策する。小路幸也「美女とお父さんと私」私の父は、クソ面白くない講義をする大学教授。堅物で、とても真面目な人だ。そんな父に、女生徒にセクハラをしたという疑惑が持ち上がり……。友清哲「家に帰ったら」とある夫婦が子どもを授かった。父になる決意を、男は固めるが……。彼にはとんでもない大きな秘密があった。

内容説明

人気作家が描き出す、五者五様の「父」の姿―船乗りの父、詐欺師の父、大学教授の父、そして…。「親の心子知らず」というが、子どもの目には見えない父親の本当の姿。その謎が明らかになったとき、あなたはきっと涙なしではいられない。すべての親子に贈る、魅力的な謎と愛すべき父に出会えるとっておきの短編集!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

95
さほど泣けなかったけど、ほっこりミステリーだった、父と子のミステリー仕立ての5人の作家さんによる単編集、印象深かったのは「神様のペテン師」娘を助けるために大がかりな詐欺を企む父親、「カモからなにかを奪ったりしない。向こうが喜んで差し出すようしかるべき心のツボを押してやるん」この作品は続編があるそうで読んでみたい。2019/06/27

はつばあば

46
めっちゃ期待して読んだ!。岡崎さんの作品いい父親だねぇ。おや久し振りの里見さんじゃないですか・・う~ん詐欺師の父親もいいけれど・・捕まったら娘が泣くよ?。小路さんの作品は・・幸也さんらしい作品で仕上がっていた。沖方さん・・こんな両親持ちたくないです!。結局どの作品にも泣けなかった( ノД`)シクシク…。折角苦労して紙本で読んだのに・・泣けてきました2022/10/08

かめりあうさぎ

35
アンソロジー。全体的に日常の謎系という感じ。最初の岡崎先生の『進水の日』は泣けました。他は泣きはしませんでしたが、軽く読めてほどよく謎があって面白かったです。最後の冲方先生の『バイシクル』だけ毛並みが違って驚き。父と子というテーマで様々な物語が生まれるのはすごいなぁと思いました。 2019/11/30

Kazuko Ohta

27
「泣ける映画」とか「泣けるミステリー」というキャッチコピーは嫌いです。10本映画を観たら6割以上泣く私ですが、それでもそんな煽り文句に乗せられたくない。観るかどうかのポイントは泣けるかどうかじゃないから。泣けるからっていい映画とは限らんし。てなわけで、「泣ける」に「!」まで付いたタイトルってどうよ。「父にまつわる一編」として書かれた5編。一風変わっていてミステリーなのかと訝りながら読んで驚かされたのは友清哲。小路幸也も好きでした。こうなりゃ親子関係そのものがミステリー。泣かなかったけど、どれも良い話です。2019/06/25

のんちゃん

24
父と子が織りなすアンソロジー。題名の泣ける!はいらなかった気がする。単行本刊行時のタイトルの方がしっくりくる。5作品収録中、初読み作家さん2名。ミステリーというほどの色合いはないが、そこそこ楽しめた。やはり小路先生の作品が読みやすく後味も良いので、あらためて好きな作家さんだと確認。アンソロジーはこれをきっかけに元収録の作品を知れるのも嬉しい。早速、一冊、読みたい本登録をした。2020/03/22

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