出版社内容情報
累計18万部突破の「猫と竜」シリーズの著者が贈る、待望の新作ファンタジー! 鉄道が遠く離れた町をつなげ、船が空を飛ぶ時代になっても、魔女は世界の隙間で、相棒の動物としたたかに暮らしていた。薬売りの魔女と相棒の黒猫。森に住む老齢の魔女と唯一の友人である竜。探偵に憧れる魔女と、苦労性のカラス。「仮の姿」で人間の世を生きる魔女と使い魔の絆を描いた、ほっこり笑えてちょっぴり泣けるファンタジー。
内容説明
王都の探偵、謎の薬売り、孤児院の少女、引きこもり。魔女はいろんな姿で生きている。自由に生きる魔女を、使い魔は手助けし、見守り、時には呆れながらついていく。魔法と動物と人間が織りなす、不思議で優しく、少し切ない７つの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TAMA
9
主人公が次々変わるけれど最後にまとまるお話。魔女が主人公のも使い魔が主人公のも。駆け出し魔女の実にあちこち飛ぶ視点にくらくらしながらも、長い年月を生きる人は個性的になるものなのかもしれないなとか思った。それにお付き合いする使い魔、彼らの方が人っぽく執事さんは大変ねえとちょっと同情した2019/08/29
