証言1・4―橋本vs.小川 20年目の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800290854
  • NDC分類 788.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

1990年代以降のプロレス界、“最大の謎”がいま解き明かされる!
1999年1月4日、新日本プロレス・東京ドーム大会で行われた
橋本真也vs.小川直也の“シュートマッチ”。
試合開始直後から橋本を殴る、蹴るなどの“暴挙”に出る小川。
これは「プロレス」ではない――。
騒然とする観客とリングサイドの新日本勢。
結果、橋本は大観衆の前で醜態を晒すことになった。
試合は「無効試合」判定となったが、試合後、長州力、佐山聡らが
リングに上がり新日本、UFO勢が乱闘騒ぎに発展、遺恨を残した。

小川はなぜ“暴走”したのか。そして橋本はなぜ反撃しなかったのか――。
現在もプロレスファンの間で語り継がれる“疑惑の試合”。
20年を経た今、当事者、関係者がその深層を告白する。



はじめに  ターザン山本

第1章 小川を「取り巻いた」男たち
佐山聡 「猪木さんが大阪からの新幹線で小川に“指示”を出したと聞いた」
村上和成 「絶対に譲れない猪木さんの思想が、小川さんを暴走させた」
ジェラルド・ゴルドー 「ミスター猪木との約束がなければ、小川をぶちのめし、殺していた」
X(元猪木事務所・UFOスタッフ) 「小川さんのことが好きな人は誰もいなかった」

第2章 橋本を「守った」男たち
山崎一夫 橋本の控室で、猪木を罵倒し続けた長州に感じた違和感
藤田和之 「1・4は、試合後の乱闘も含めてプロレスだと思っていました」
安田忠夫 猪木にとって1・4の小川の相手は、話題になれば誰でもよかった
加地倫三(元『ワールドプロレスリング』ディレクター)
「引退特番に関わった僕が、橋本さんのケツを拭かないといけない」

第3章 橋本を「見守った」レスラーたち
前田日明 「次、小川をスパナでカチ食らわせ」と橋本に電話した前田
武藤敬司 「あの試合は、俺や長州さん、健介、藤波さんが辞めた原因の一つ」
大仁田厚 「1・4の橋本vs小川戦は、猪木さんの俺への当てつけ」

第4章 橋本vs小川「至近距離」の目撃者たち
金沢克彦 “シュート指令”を出した猪木の想定を超えてしまった小川の暴走
辻よしなり 「橋本は小川を『自分の人生を懸けて闘うにふさわしい男だった』と」
田中ケロ 「はしごを外され、裏切られ、橋本は解雇されたんだと思います」
上井文彦 1・4後に橋本の年俸は3800万円から3000万円に
中村祥之(元新日本プロレス営業) 橋本vs小川は、猪木の「魔性のプロデュース」が生んだ悲劇
永島勝司 試合後、電話で「ガチに見えるプロレスをやっただけ」と主張した小川
橋本かずみ 「なにかあったらラーメン屋をやりたい」と言っていた橋本

橋本真也 小川直也 完全年表

内容説明

猪木の闘魂を継承し、猪木に才能を認められた男は、猪木が新日本へ送り込んだ刺客の相手に選ばれた。1999年1月4日、東京ドーム。橋本は誰と闘っていたのか―。「破壊王」を破滅に追い込んだ、プロレス史上最大の事件。ついに明かされる黒幕の正体!

目次

第1章 小川を「取り巻いた」男たち(佐山聡「猪木さんが大阪からの新幹線で小川に“指示”を出したと聞いた」;村上和成「絶対に譲れない猪木さんの思想が、小川さんを暴走させた」 ほか)
第2章 橋本を「守った」男たち(山崎一夫―橋本の控室で、猪木を罵倒し続けた長州に感じた違和感;藤田和之「1・4は、試合後の乱闘も含めてプロセスだと思っていました」 ほか)
第3章 橋本を「見守った」レスラーたち(前田日明「次、小川をスパナでカチ食らわせ」と橋本に電話した前田;武藤敬司「あの試合は、俺や長州さん、健介、藤波さんが辞めた原因の一つ」 ほか)
第4章 橋本vs小川「至近距離」の目撃者たち(元『週刊ゴング』編集長 金沢克彦―“シュート指令”を出した猪木の想定を超えてしまった小川の暴走;元『ワールドプロレスリング』実況アナウンサー 辻よしなり「橋本は小川を『自分の人生を懸けて闘うにふさわしい男だった』と」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

35
90年代、プロレスが結構好きでプロレスの週刊誌まで買っていた。偶発的な事件や様々な感情を壮大なショーとして展開していく。西加奈子が言うように「プロレスとは人生」なんだなと思う。あとアメトークやロンハーの加地Pが、橋本ー小川戦というビッグマッチのゴールデン特番制作を行っていたと知ってビックリした。多才だなぁ。2021/04/10

西

27
アメトークの加地さんがプロレス担当をされていた時代があるのを初めて知った。あの小力ドッキリもそんな繋がりだったとは。「橋本真也負けたら引退スペシャル」、会社の寮で同僚と一緒に見ていて感じた切なさを思い出した。1.4は見ていないけど、よく考えると、プロレスを見に行くようになったのはこの頃からだったなあ。橋本さんはファンに感情移入させる天性の人だったと思う。練習嫌いでさえなければ・・・。帯に書かれている黒幕の正体はやはり明かされず(というか明確な黒幕はいないというのが真相?)。2019/02/17

速読おやじ

22
あの橋本ー小川戦を木村政彦ー力道山戦に擬える人もいたが、無効試合の結末は決まっていたようだ。とは言えプロレスを分かっていない小川はやり過ぎたし、出場停止処分を受けていた橋本のコンディションは最悪だった。負けたら即引退スペシャルは、生放送だったので残業もせずに早帰りし、テレビの前でかじりついて声出して橋本真也を応援していたのだ。最後STO連発で橋本が負けた瞬間、真っ白になった。プロレスの世界で、3連敗は余程の格の差が無い限り、あり得なかったというのに。また思い出したよ、あの1.4を。2021/01/29

0607xxx

15
1999年1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会で行われた、3度目の対戦となる橋本真也VS小川直也の一戦は不穏試合となり、1.4事変としてプロレスファンの記憶に残ることに…。様々な要因であの様な試合になり、謎を残したままだが、この試合に関しての勝者は「はじめに」のターザン山本が言うとおり、アントニオ猪木ただ一人なのかもしれない。2018/12/16

ランフランコ

13
猪木が悪いんだよ。ゴタゴタが起きる時はいつも猪木だよ。スーパースターだけど腹黒いんだよ。真っ黒だよ。プロレス界は生き馬の目を抜く世界だ。怪しい奴がウジャウジャまとわりついている。そんないい奴はいない。いい奴は潰される。橋本はバカだけど結構いい奴だからこんな目に会うんだ。2019/10/30

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