貴乃花「角界追放劇」の全真相

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800290649
  • NDC分類 788.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

一代年寄として、将来の相撲協会理事長就任が確実視されていた貴乃花親方はなぜ、角界を去らなければならなかったのか。沈静化したと思われていた「日馬富士暴行事件」をめぐる暗闘と、執行部が指揮した「貴乃花追放運動」の一部始終。法廷闘争で分かった貴乃花の「真意」。そして最後にはシンパや弟子からも見放された貴乃花の悲劇を余すところなく描くノンフィクション。戦後の相撲界において、常に話題の中心であり続けた「花田家」70年の歴史を検証する。

内容説明

「関東連合」の名も出た「貴乃花4訴訟」完全レポート。「貴乃花vs相撲協会」暗闘15年のすべて。

目次

1 貴乃花「角界追放」ドキュメント―最後は「100対1」の地獄!石もて追われた「平成の大横綱」の悲劇
2 敗訴した「裏金顧問」小林慶彦氏の悪行三昧―実録・ガチンコ裁判 八角理事長の「告白」と法廷に立った「裏金顧問」
3 破門された弟子が反撃の提訴!貴乃花部屋「強制引退訴訟」1―「関東連合」の名も出た前代未聞の「下克上訴訟」はこうして起きた
4 5人の元弟子たちが証言した「真実」 貴乃花部屋「強制引退訴訟」2―元弟子たちが告発した貴乃花親方の「暴力」と貴ノ岩の知られざる素顔
5 挫折の連続だった貴乃花親方の15年―「理事長」になれなかった大横綱の悲劇 「貴の乱」はかくして鎮圧された
6 貫き通した「ガチンコ」30年―貴乃花が遺した最大の遺産 「八百長撲滅」の思想は角界に定着するか
7 「横綱」から「ヤクザ」まで‐昭和63年春初土俵組の人生―「若貴」同期・古市満朝氏が語った「花の六三組」95人の“現在”
8 「ロイヤルファミリー」の知られざる実像―元・家政婦が語った貴乃花の意外な素顔と花田家「百年の孤独」
9 宿命の1995年「優勝決定戦」―貴乃花の根深き「家族不信」原点は「疑惑の兄弟対決」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

28
2018年の貴乃花親方電撃引退の直後に出た本。宝島社なので玉石混交のゴシップが楽しめます。(元家政婦が語る花田家百年の孤独とか、タイトルだけでおかしいわ。)それにしても貴乃花ってさー、真っ直ぐなんだけどズレたまま違う方向に真っ直ぐ行っちゃうとこあんだよなー。生き方下手。弟子貴斗志が起こした裁判については全然知らなかったのでへえ!となりました。それにしても貴乃花部屋の雰囲気の悪さよ…。貴景勝はよく辛抱して大関にまでなってエライわ。引退したら自伝書いて欲しいわ。2023/09/28

のびすけ

22
相撲界には魑魅魍魎が跋扈する。まさにその通りである。いわゆる「貴の乱」から始まり、貴乃花一門の形成、八角・尾車体制との対立、貴ノ岩への暴行事件、そして角界から貴乃花の追放。これら一連の裏側を知ると、相撲界の真実と闇が見えてくる。貴乃花が角界に遺した遺産「八百長撲滅」の思想。貴乃花が現役時代に貫いたガチンコ主義。貴景勝や朝乃山たちこれからの相撲界を担う力士には、この思想をしっかりと引き継いでもらいたい。あと本書でも触れているが、若貴兄弟によるあの歴史的な優勝決定戦は、確かに貴乃花の現役時代最大の汚点ですね。2020/12/28

ハッピー

9
平成の大横綱・貴乃花が角界を去る「電撃引退」をめぐる真相と,親方としての約15年間を検証したノンフィクション.本書を読んで,母藤田紀子,兄お兄ちゃん,そして離婚した妻河野景子や息子花田優一と家族とことごとくうまくいかない貴乃花にもやっぱり原因があったんだなと感じました.2019/04/16

Tomomi Yazaki

8
渦中の一人、貴ノ岩が引退を発表する直前の発刊。何というタイミングだ。貴乃花の知らなかったこと、知りたくなかった事実もあるが、どこまで客観性があるかは、読者の思いによる。本書はいくつかの章にて構成されているが書き手が複数いるからか、貴乃花を賛美したり、貴乃花の裏の闇を見てきたように書いてあったりと、夫々貴乃花に対する書き方が大きく異なる。兎にも角にも、これにて相撲界から花田家という稀なる能力を持つ遺伝子は途切れ、心気体を極めた力のもののふの系譜も尽きたことになる。残念無念。花田光司よ、いずこへ・・・2018/12/11

anken99

4
いやマジで面白かった。前作の『貴の乱』と並んで安定の内容だ。ついには引退へと追い込まれた貴乃花を取り巻くあれこれ、ニュースには出てこない内容も多く充実している。なぜ貴乃花が引退しなければならなかったのか?その問いかけについて考える材料としてベスト。しかしそれにしても、相撲協会の伏魔殿ぷりといったら。。。相撲冬の時代が、間違いなく近々やってくるだろうと思わずにはいられない。2019/01/30

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