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宝島社新書
カラー版 重ね地図で愉しむ大阪「高低差」の秘密

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800288660
  • NDC分類 216.3
  • Cコード C0225

出版社内容情報

「江戸の大名屋敷」「京都」に続く、歴史・重ね地図シリーズ第3弾です。厚手のトレーシングペーパーを紙面に重ねる仕様により、大阪の現代地図と古地図を透かして見ることができるカラー新書です。NHK『ブラタモリ』出演多数、京都高低差崖会の梅林氏が、大阪の「高低差」にまつわる秘密をわかりやすく解説します。「高低差」を味わうための14コースを設定し、梅林氏が実際に歩きながら、大阪各地の歴史的な変遷を「高低差」に絡めて読み解きます。

内容説明

半透明の特殊仕様地図で、過去と現代を透かして見ることにより、大阪の変遷がひと目でわかるオールカラーの街歩き新書です。太古の大阪は大部分が海でした。5000年前頃からしだいに陸地化し、上町台地を中心に地形が激変した経緯があります。そんな歴史が刻まれた大阪を、「キタ」「ミナミ」「上町台地周辺」「天王寺周辺」の4パートに分け、14のコースを設定して歴史の変遷を紹介。江戸時代以前に、今の大阪駅がある場所には何があったか?道頓堀周辺に芝居小屋がたくさん集まったのはなぜか?大阪城と天王寺の間に寺が密集しているのはなぜか?大阪繁栄の秘密がわかる歴史散歩に便利なポケット版ビジュアルガイドブックです。

目次

まえがき 上町台地と周囲の低地を開発するなかで育った大阪らしさ
大阪広域地図・市街地図
0 商人の町、大阪は地形がつくった
1 キタ
2 ミナミ
3 上町台地周辺
4 天王寺周辺

著者等紹介

梅林秀行[ウメバヤシヒデユキ]
1973年、名古屋市生まれ。京都高低差崖会崖長。NHK『ブラタモリ』など歴史地理に関するテレビ番組に多数出演。「まちが居場所に」をモットーに、散歩から感じた物語を大切にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わ!

6
一冊前に読んだ「ぶらり大阪「高低差」地形さんぽ」と比較してしまう結果となったので面白かったです。ます「ぶらり〜」は、かなり抜粋ですが大阪府全域をカバーしているのに対して、こちらの本は大阪市に限られた話になっています。「重ね地図で愉しむ〜」となっていますが、この重ね地図は見開き8ページ分しかありませんし、あまり役に立っているようには思われません。ただ土地々々の小ネタに関しては、こちらの本の方が面白い内容となっています。高低差地図というのは、古地図や、地質図などと並べると様々な想像が掻き立てられて面白いです。2025/03/19

きさらぎ

6
難波宮に上町台地、淀川治水に中之島。「高低差の秘密」は梅田の記述に限られるように思うが、大坂の地域性と歴史を絡めて語られるのが楽しい。江戸時代、大坂の橋は200ほどあった橋は9割は商人が架けた。350の橋の半分が公儀橋だった江戸とは大きく異なる。大坂の役で家康につき、中之島の開発権を与えられた材木商、淀屋常安は中之島に米市場を設置。水運の良さから次々に藩の蔵屋敷が設けられた中之島へ、自ら架設した淀屋橋で乗り込み商いをした。米の先物取引は貨幣経済を進展させ、金融街北浜を誕生させる。地図を片手に歩いてみたい。2019/05/21

ハル牧

5
タイトル通り重ね地図で愉しんでしまった。上町台地にある高校に通っていたので、馴染み深い話が多かった。在学中よく通った源聖寺坂が大阪市電の敷石でできていることや夕陽丘の由来、慶沢園諸々の話は是非現地に行って確かめたい。 元々坂道には注意を払って生きているタイプだったが、今後より一層、高低差に夢中になりながら日本各地の街を歩き回ることはもう間違いない。2019/01/13

Yoshihiro Yamamoto

4
A ①大川の北を「天満組」、大川から本町通りあたりを「北組」、本町通りから道頓堀のあたりまでを「南組」合わせて三郷といったこと、②数多くの堀川により大坂が「水都」となっていった歴史。③上町台地の西はつい最近まで海が迫ってきていた。このため、四天王寺のすぐ下には海が広がっていた。天王寺式伽藍配置は「塔」を中心にして、南北に長いが、海から見て広大に見えるように作られていたこと、④花街は7箇所あったこと(新町だけかと思っていた…)⑤ビッグカメラの前身は、あの火事があった千日前デパートであったこと、など知見豊富。2019/01/05

akamurasaki

3
重ね地図で過去と現在の比較ができます。オールカラーのため、各ページに地図だけでなく写真もふんだんに使われていて、新書ですがかなり豪華なつくり。大阪の上町台地、めっちゃ気になるな~縄文時代から脈々と続く人々の営み。武士と職人の町江戸と比較して大坂って本当に商人と芸能の町だったんだな~と考えさせられる遺構もたくさん。大坂城のあたり、信長、秀吉、家康と三英傑がこぞって手に入れようとしていたことからも、この辺りがどれだけ重要な場所だったのかわかりますね。2019/06/02

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