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宝島社新書
財務省を解体せよ!

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800285379
  • NDC分類 317.24
  • Cコード C0236

出版社内容情報

学校法人「森友学園」の国有地売却をめぐる決裁文書(「森友文書」)の改ざんに続いて、学園側に対する財務官僚による嘘の口裏合わせ依頼が明らかになった。これを受け、高橋氏は「ここまで財務省が腐敗しているのなら、組織解体も国民の信頼回復のためには必要。さらに行政組織が信頼されるまで、消費増税も凍結すべきだ」と述べている。事務次官のセクハラ騒動もあり、メディアで注目が集まっている財務省。今後もサンドバック状態の批判が予想され、世間一般的にも注目・批判の的になるのではないか。「最強官庁」の実態と解体すべき理由を元財務官僚である高橋氏が開陳する。

内容説明

常識では考えられない不祥事が財務省で続出している。森友学園への国有地売却をめぐる公文書の改ざんや口裏合わせ、事務次官による女性記者へのセクハラ発言疑惑―。文書改ざんに関しては、財務省は官邸を忖度せざるをえなくなったとメディアは報じているが、果たしてそうなのか?内閣人事局ができて以降も、天下りを含めて財務省の意向に反した人事は行われていないのが実態だ。元財務官僚である著者が、今回の騒動の背景にある財務省の権限とキャリア官僚たちの行動原理を解説、おごれる「最強官庁」に鉄槌を下す。財務省を解体しなければ、同じことが繰り返される!

目次

第1章 財務省スキャンダルの真相(前代未聞のスキャンダル;「すいません、おっぱい触っていい?」 ほか)
第2章 財務省と安倍政権の「暗闘」舞台裏(「財務省依存」から抜け出した安倍官邸;「経産省内閣」のメリット ほか)
第3章 マスコミを洗脳し「増税」を目論む財務省の大罪(江田憲司氏の「炎上ツイート」;スクープのほとんどは「官僚リーク」 ほか)
第4章 「最強官庁」の権限・仕事・人事(「国士」を気取る財務官僚たち;「変人官僚」が生まれるまで ほか)
第5章 「財務省解体」と霞が関改革(不祥事の背景に財務省の「おごり」;「歳入庁」は野党とマスコミのタブー ほか)

著者等紹介

高橋洋一[タカハシヨウイチ]
1955年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。80年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)等を歴任。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍。(株)政策工房代表取締役会長、嘉悦大学教授。『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるわか

18
予算編成権と国税査察権の二つの巨大権限が集中する財務省のおごりと欺瞞は今に始まったことではなくセクハラ・文書改ざん・口裏合わせという不祥事として表面化しただけ。秘書官を送り込むことで強固な官邸ネットワークを保持。時の政権をも脅かす財務省、政治家に忖度ありえない。二大権限の分離を提言。テレ朝は報道機関としても女性記者を守る立場からも失格。あまりにも的外れ(理解不足)なマスコミの政権批判。官僚とマスコミ(記者、論説委員)の癒着。政治家とマスコミを操る官僚の情報力。財務省の圧倒的なメディアコントロール。2018/09/17

乱読家 護る会支持!

7
予算編成権と国税査察権を武器に、政治家、マスコミ、他省庁をひれ伏される最強官庁である財務省。「セクハラ、文書改ざん、口裏合わせ」「おごり」「欺瞞」が横行。 健全な日本の財政なのにバランスシートの負債だけを見て「国の借金1000兆円超」を喧伝し消費増税でさらなる権力掌握を狙う。。。 僕も税と社会保険を一体管理する歳入庁の創設に賛成します。 僕らの代表として、「支持団体がない」「政治献金を一円も受け取らない」政治家を育て、国政に一人でも多く送る事。「名も要らぬ、金も要らぬ、命も要らぬ」政治家に票を投じよう。2019/01/11

トラ

7
本の内容としては著者が前々から訴えていることの繰り返しだと感じます。ダイジェストとして読み通すにはいいと思いました。ただ、やはりまだまだ財務省の既得権益は強く崩せそうにありませんね。悲観的になりますが、組織体質の転換もないのではないかと思ってしまいます……。ただ、それでも「おかしい」ということには「おかしい」と言い続けないといけませんね。2018/06/28

KAN

5
新書という事もあり、時事的な話題という事もあるけど、髙橋氏の文章はわかりやすく、読みやすい。予算がつかなければ、どんな理想も、政策も絵に描いた餅でしかない。当然に予算を采配する財務省が「最強の官庁」になるのは当然だけれども、その強さゆえに謙虚な、より全体の為に立つ生き方が求められる。官僚はあくまでも「血税」で国を運営していくのだ。利権の上にあぐらをかくのは人間の悲しい性とはいえ、利権なくして国は動かない。財務省解体という荒療治がなければ変えることはできないのだろうか。2018/06/03

モーモー

3
著者が常々提言している歳入庁の設立。 税金と社会保険料をともに徴収、人件費削減にも繋がるし、メリットしか思いつかない2018/07/31

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