出版社内容情報
いじめ、体罰、モンスターペアレント、教師のブラック労働・・・・・・、まさに崩壊寸前の教育現場。
そこへ、スクールロイヤー(学校弁護士)が立ち向かう!! 神木隆之介主演、話題のドラマを完全ノベライズ。
新人弁護士・田口章太郎が、法律を武器に学校問題と格闘するなかで、教師や生徒と体当たりで向き合い、傷つきながら成長していく学園ヒューマンドラマ。矢継ぎ早に押し寄せるトラブルを、彼は一体どのように解決に導くのか?答えのない学校問題と格闘する日々が始まっていた――。
内容説明
スクールロイヤーとは、教育問題を解決する際に教師をサポートしたり、いじめなどを予防する教育を実施するために、学校に派遣される弁護士のこと。田口章太郎は青葉第一中学校にスクールロイヤーとして派遣された新人弁護士だ。田口はいじめ・体罰・教師のブラック労働など、答えのない学校問題と法律を武器に格闘するなかで、教師や生徒と体当たりで向き合い、傷つきながらも成長していく。
著者等紹介
浜田秀哉[ハマダヒデヤ]
1972年、香川県生まれ。京都産業大学経済学部卒業。2014年、テレビドラマ『ラストホープ』(CX)で、第2回市川森一脚本賞を受賞
百瀬しのぶ[モモセシノブ]
1967年、東京都生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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てくてく
6
ドラマのノベライズ。スクールロイヤー制度はカウンセラー同様に学校に設置を義務付けても良いのではないかと思っているだけに、痛快さを感じた。被害を受けたら立ち向かっても良いし、学校から避難しても良い。そのあたりをもっと徹底的に生徒に教えて良いと思っている。ドラマを見て見たかった。2018/07/23
シュナ
4
最初は読みにくく感じたけど、だんだん読みやすくなっていった。"体罰""教師のブラック労働""不登校""いじめ" 学校にはいろいろな問題がある。ただ、考え方によっては、問題があるからこそ、人は考え意見し理解する事ができると思う。ドラマ見たかったなぁ(笑)2018/06/21
あん
2
わー、働きづめだという感想から始まり、事なかれ事なかれしてても、いつか、しわ寄せがきて、本質を見失ってたり、自分に関わることなのに、他人行儀ですよね、と思ったり。トイレ綺麗には、前々から思っていたこともあって、すごく同感した。やはり、共感には同様の経験がないと、受け入れてもらいにくいのかな、と感じた。しっぽ切りしていって解決したように見えているが、それは、他者からの信頼に値するのか?と思う。2019/01/22
コウ
1
2018年NHKドラマ脚本の小説化。文章で読むには物足りない気もするが、内容は面白い。教育問題を解決する際に教師をサポートしたりする、学校に派遣される弁護士“スクールロイヤー”という題材が興味深い。(過去に学校に派遣される警察モノも読んだが)学校という世界が実はすごく“巨大である”ことに気付かされる。たとえ狭くても“巨大なのである”!私の身の回りにも居るが、すべてにおいて「昔はこうだった~」「自分の若い頃は~」で突き通す…もうそういうの、本当に止めてほしい。どういう立場でも、まずは自分で考えて意見しろ!!2019/08/09
須賀佳子
1
★2019/02/14