出版社内容情報
シリーズ累計23万部突破の『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』の著者、デビュー作がついに文庫化!内定を取り消され将来の不安に苛まれる大学生・行成と、引っ越してきたばかりで周りに馴染めずにいる小学生・マサキ。 それぞれの悩みを抱えるふたりは、偶然知り合ったのち、近所に住む歳の離れた友人として徐々に親交を深めていく。 しかし行成が「可愛らしい男の子」だとばかり思い込んでいたマサキは、実はれっきとした女の子だった。 マサキはそのことを打ち明けられないまま行成に恋心を抱き始めてしまい……。
内容説明
内定を取り消され、将来の不安に苛まれる大学生・行成と、引っ越してきたばかりで周りに馴染めずにいる小学生・マサキ。それぞれの悩みを抱えるふたりは、偶然知り合い、近所に住む年の離れた友人として徐々に親交を深めていく。しかし行成が「可愛らしい男の子」だとばかり思い込んでいたマサキは、実はれっきとした女の子だった。現実にもがくふたりが紡ぐ、成長と小さな恋の物語。
著者等紹介
筏田かつら[イカダカツラ]
千葉県出身。2011年より、「小説家になろう」にて『静かの海』を投稿開始。同作で第4回ネット小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カメ吉
60
地震の後始末も落ち着き、ようやく読書再開です。 大学生と小学生のちょっと意外なラブストーリー?というのが斬新な設定。後半は小学生同士の話に落ち着いたまま後編へ。ちょっと切なさを残した前編でした。後編の展開が楽しみです。時系列的にこれが作者のデビュー作。『君恋』シリーズより衝撃的な設定なんで結末は期待出来そうな感じです。2018/06/24
ami*15
59
行成を異性として好きになる小学生女子のマサキとマサキのことは“男子小学生”だと思っている大学生の行成。「君恋」シリーズとは違ってしっとりとした印象の物語だけど、マサキが行成への恋心に気付くところやマサキの心と体の成長の描き方は凄くリアルだった。私はマサキと似たような恋は経験したことがないけど本当に同じような経験をしてきたかのような感覚になったし、昴のようなタイプの男子もクラスに何人もいたな〜ととても懐かしい気持ちにもなりました。マサキの“異性としての好き”は行成に届くのか、下巻の展開に期待!2018/06/12
佐島楓
59
子どもの頃大人の男性に憧れた元・少女としては、わかるわかる! のオンパレード。つづきが気になるので、下巻へ。2018/06/06
よっち
57
内定を取り消され将来の不安に苛まれる大学生・行成と、引っ越してきたばかりで周りに馴染めずにいる小学生・マサキ。それぞれ悩みを抱える二人が歳の離れた友人として徐々に親交を深めてゆく物語。行成が「可愛らしい男の子」だとばかり思い込んでいた真咲。誤解が解く機会がないまま共に過ごし積み重ねてゆく二人の思い出と、それを転機に新たに築かれてゆくそれぞれの人間関係。マサキが女の子だと微塵も気づかない行成と、自らの想いを自覚してゆく真咲という危うくて繊細な距離感がそのままでいられるはずもなくて、何とも切ない展開ですね…。2018/06/06
ピロ麻呂
53
おもしろい!大学生のユキナリと小学6年生の女の子マサキの友情が深まるにつれ、ユキナリをどんどん好きになっていくマサキ。しかし、ユキナリはマサキを男の子だと思い込んだまま。ふたりの恋の行方は?下巻が気になる~2018/06/11