宝島社新書
誰も書けなかった「銀行消滅」の地図帳

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800284044
  • NDC分類 338.21
  • Cコード C0233

出版社内容情報

銀行の存在価値が今揺らいでいます。日銀のマイナス金利政策をきっかけに、「融資」という本業で稼げなくなった銀行は今、メガバンクでは大規模なリストラ計画が進められ、地方銀行や信用金庫でも再編の動きが加速しています。銀行という旧来のビジネスモデルの枠組みが崩れようとしているなか、元敏腕バンカーの著者が銀行の未来を予測する。銀行実力度ランキング付き。

内容説明

日銀がマイナス金利を打ち出し、銀行は預金と貸付の差額から利益を得られなくなった。“本業”を失った彼らが選んだのは、生命保険や投資信託の販売、不動産投資への融資という「セールスマン」の道だ。しかし、銀行という看板を下ろしてでも手数料商売に専念する気もない。今後、地方からはメガバンクの支店が消えていく。地方銀行も風前の灯だ。本書ではメガバンク、地方銀行、信用金庫をA、B、C評価で独自格付けした「銀行・信金全国321実力度ランキング」を掲載。生き残りが十分可能なAランクの銀行・信金はたった34という結果に。サバイバルへの施策を大胆に描く。

目次

第1章 日本の「銀行消滅」ガイド
第2章 ランキングから見るメガバンク、地銀、信金…
第3章 邦銀受難時代
第4章 銀行業界の5つの困難、地方とキャッシュ問題
第5章 消える銀行員
第6章 地銀と信金の経営への指針

著者等紹介

津田倫男[ツダミチオ]
1957年、島根県松江市生まれ。企業アドバイザー。22年の銀行、投資会社勤務を経て、2001年に独立し、その後18年にわたり企業、金融機関、自治体などに戦略(M&Aを含む)、市場開発などの助言、人材育成支援ほかを行う。一橋大学、スタンフォード大学経営大学院卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ukitama

2
何が言いたいのか不明な本。ページ数稼ぐため簡単に入手できる数字を体裁を変え2回掲載(これだけで、31ページに相当)。著者の独自格付けとあるが、単に自己資本比率で区分しただけ。ネット銀行をマイナーなので分析しない(P130)としているが、多分著者はこうした分野の知見が無いのであろう。その証拠が、「AIとフィンテックは違う」(P146)。著者はこれが同じだと思っている(最近まで思っていた。)のでしょう。極め付は「ブロックチェーンからして怪しい」(P111)。人間って、ここまで自分の無知を曝け出せるのね。2018/08/06

ケン・リヴィングストン

1
論文書きなれてない大学院生がやりがちな、導入部分のボリュームが大きくて本論がないままあとがきに入るような構成の本。「説明しなければいけないこと」がたくさんあるのは伝わってくるしそのひとつひとつはたしかに興味深いのだけど、筆者の主張として一冊の本にまとめるほどのものは何なのか、「要するに何が言いたいのか」は今一つハッキリしなかった。金融機関の再編で何が軸になっているのか/くるのかを考えるうえでヒントになることはたくさん書いてある。ただ、事実の整理がある程度できているだけにもう少し論を進めてほしかった。2018/07/04

涼太

0
主張が多すぎて結局何を言いたいかが入ってきにくかったです。銀行は早々に統合すべきということはわかりました。統合するとして、今後どういうビジネスモデルに変えるべきかという部分のボリュームがもっと欲しかったです。2018/07/08

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