英雄たちの食卓

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  • サイズ A5判/ページ数 175p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784800281326
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0077

出版社内容情報

2017年7月に発売し、重版を重ねている『歴メシ! 』(柏書房)の著者、遠藤雅司氏の書籍第2弾です。遠藤氏は世界の歴史料理を作り食べるイベント『音食紀行』を主宰し、「NEWS ZERO」で特集を組まれて以来、NHKなどメディアの露出も増えています。『音食紀行』のイベントは数ヶ月まで予約でいっぱい。本書は各年代の歴史料理を紹介する『歴メシ! 』のなかでも一番人気の宮廷料理に特化した一冊。内容は『歴メシ! 』同様に歴史的うんちく満載で、しかも料理本としても実用性バツグン! 料理好きにも歴史好きにも届けたい一冊です。

内容説明

30品のレシピを完全再現!!英雄たちが愛した料理からひもとく、“英雄×料理”=歴史書!!

目次

第1章 戦いに、愛に生きた英雄たちの食卓(ラムセス2世―「カデシュの戦い」の前日に食べた古代エジプト兵糧式はちみつパン;クレオパトラ7世―運命の人・カエサルを魅了した宴に登場したモロヘイヤスープ、意中の人を手に入れるため用意したとっておきの手土産チョウザメの塩漬け黒海風;レオニダス1世―「テルモピュライの戦い」の前夜に食べたごちそうスパルタ風コピス(豚とソラ豆炒め) ほか)
第2章 国家の繁栄を築いた英雄たちの食卓(チンギス・ハン―ホムラズ・シャー朝征圧時に重臣と食べた一品バルブスープ(ピロースープ)、部族氏族の代表が集まる大集会での定番メシ倉饅頭(モンゴル帝国式羊肉まん)
クビライ―マルコ・ポーロの見聞報告会で食べた馬乞(手打麺)
インノケンティウス3世―教皇になって初めて屈服させられた相手ソラ豆のミネストラ ほか)
第3章 時代の移り変わりを見届けた英雄たちの食卓(フェリペ2世―オスマン帝国海軍に勝利したお祝いに食べたオリャ・ポドリーダ(フェリペ2世祝宴おじや)、ローマ教皇にわがままをいって金曜日に必ず食べた肉料理マンハル・ブランコ(16世紀スペイン風鶏肉ピンク煮込み)、肉好き王が3度目の結婚式で新妻をいたわりながら食べたスペインハプスブルク風「皇帝」の鉄板焼き(メカジキのステーキ)
モクテスマ2世―メソアメリカ諸文明の神々に捧げたタマル(アステカ王国伝統トウモロコシチマキ)、コルテスが来た時のもてなし料理はちみつ入りアトレ、禁欲の断食中に唯一食べていたトルティーヤ
エリザベス1世―「肉断ち」を国王布告した時に食べていたサーモンのスープ、健康志向の女王が好んだシェイクスピアの特製料理お米のタルト(テューダー朝オレンジライスプティングタルト付き)、「肉断ち」女王が一目置き晩餐会に出していたミートパイ1584 ほか)

著者等紹介

遠藤雅司[エンドウマサシ]
歴史料理研究家。2013年より歴史的な料理を現代日本に再現するプロジェクト「音食紀行」を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

75
ラムセス2世、カリグラ、チンギス・ハン、マリア・テレジアなど歴史上の人物達が愛したメニューを再現したレシピがズラリ。写真もふんだんにあり、どんな料理なのかイメージしやすかったです。私が食べてみたいと思うのは、クレオパトラのモロヘイヤスープ。インノケンティウス3世のソラ豆のミネストラ。モクテスマ2世のトルティーヤ。マリア・テレジアやマリー・アントワネットのスイーツは普通に美味しそう!昔の人達がどんな物を食べていたのか興味は尽きません。2020/11/19

野のこ

55
読友さんのレビューにて♪前回の「歴メシ」に引き続き、こちらも良かったです。お固く感じる歴史も食にスポットを照らしたら、興味津々に。歴史をすっかり忘れた私でも分かりやすい文章は嬉しかったし、真面目だけどときにクスッとする場面や、さらりとびっくりするエピソードの紹介もあって お〜!と、読みごたえがありました。そして斬新な食材、調味料が多くてどんな味か気になるのが多かったです。「歴メシ」でも思ったけど、材料調達が困難だったりとなかなか作れないので、レストラン「英雄たちの食卓」があればいいのになぁと思いました。2018/08/07

たまきら

25
実験考古学が好きな人にはたまらない一冊だと思います。王族だとしてもけっこう素朴な料理も登場し、食べ物から人がわかるんだなあ…としんみりしたり。2020/10/09

なつきネコ@中学入学した化け猫

16
前の歴メシよりも見映えを意識して撮影されてておいしそう。人物の説明が多めで感情移入しやすくて良かった。ラムセス2世からマリー・アントワネットまでと人物が多くて食の変化を見れる。しかし、フェリペ2世の鶏肉ピンク煮込みは彩りはおいしくなさそう。しかし、祝宴オジヤはおいしそう。しかし、肉の種類は多めでいいな。モンゴルの羊肉料理はおいしそう。貴族と庶民の違いが肉しか食べない貴族。庶民の食べる空豆のミネストラを好物の教皇がいたり。肉断ちの期間に食べる料理がサーモンスープ。アントワネットの食べる食事は華麗だな。2018/07/28

ようはん

10
世界史上の人物が当時食べたと思われる料理のレシピを再現。同じ著者による歴メシは大体ヨーロッパ限定だったがこちらはもう少し幅広く紹介。敢えていえば日本はともかくアジア関連がチンギスとフビライのモンゴル帝国関連しか無かった事か。フビライは一応中国絡みであるが中華系の人物に関連する料理も紹介して欲しかった。2019/09/20

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