オーパーツ 死を招く至宝

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800279361
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

第16回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作です! 苦学生・鳳水月の前に、自分とそっくりな男・古城深夜が現れる。古城は世界を股にかけるOOPARTS(オーパーツ)――古代の出土品ながら、当時の技術や知識では生成不可能なはずの謎多き遺産――の鑑定士を自称する。そして水月は高額な報酬と引き換えに、多忙らしい古城の分まで授業に出席することに。ある日、古城が自分の辣腕を見せるからと呼ばれて行った「髑髏邸」で、殺人事件が起こり……。水晶で造られた精細なドクロ、スペースシャトルを象ったインカ帝国期の黄金の造形物、恐竜土偶、葦武山のピラミッド――謎めくオーパーツをめぐる数々の殺人事件に、鑑定士の名推理と、巻き込まれた苦学生の運命はいかに?!

内容説明

貧乏大学生・鳳水月の前に現れた、顔も骨格も分身かのように瓜二つな男・古城深夜。鳳の同級生である彼は、OOPARTS―当時の技術や知識では、制作不可能なはずの古代の工芸品―の、世界を股にかける鑑定士だと高らかに自称した。水晶の髑髏に囲まれた考古学者の遺体、夫婦の死体と密室から消えた黄金のシャトル…謎だらけの遺産に引き寄せられるように起こる、数多の不可解な殺人事件。難攻不落のトリックに、変人鑑定士・古城と巻き込まれた鳳の“分身倹ひ”の運命は?2018年第16回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。

著者等紹介

蒼井碧[アオイペキ]
1992年、ドイツ・デュッセルドルフ市生まれ。上智大学法学部法律学科卒業(民法専攻)。リース会社に勤務。『オーパーツ 死を招く至宝』が2018年第16回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

247
第16回『このミステリーがすごい!大賞』大賞作品というとことで読みました。【東川篤哉+七尾与史+ムー】÷3といった感じです。今回は連作短編集だったので、次回は長編で勝負して欲しいと思います。次回作に期待です。2018/03/12

ナイスネイチャ

161
図書館本。オーパーツ鑑定士なる古城深夜と瓜二つの鳳水月。様々な殺人事件に巻き込まれトリックを暴いていく短編集。軽快なやり取りでキャラが濃いめの登場人物で面白く読めました。シリーズ化しそうですね。2018/04/13

あつぼう

101
このミス大賞って事で期待して読んだけど、頭の中にクエスチョンマークが残るような、喉に魚の骨が刺さってるような読後感でした。オーパーツは夢があって冒険心をくすぐられるのですが、謎解き部分がイマイチでスッキリしないです。オーパーツについての説明は知らなかった事を学べるので楽しかった。水晶髑髏、黄金シャトル、恐竜土偶、ストーンヘイジなどのオーパーツの蘊蓄は勉強になりました。ただ残念なのが全体的に大雑把で無理やり感が拭えなかった。不満もあるけどオーパーツはまだまだあるから続編があれば読んでしまうやろうなぁ。2020/04/20

ダミアン4号

100
オーパーツ!ドッペルゲンガーって…もう“ムー世代”にはたまらないワードの重なりなんですが!(笑)“このミス大賞”受賞作品だったのですね~なるほど…水晶髑髏、黄金シャトル、恐竜土偶、ストーンヘンジの4つがモチーフとなったミステリー。少年探偵が活躍する物語で使われそうなトリックと瓜二つな探偵&相方、難儀な性格の探偵にはデンジャラスビューティーな姉がいて…って盛り沢山な舞台設定(笑)世界にはまだたくさんのオーパーツが存在します。その真贋については何とも言えませんが、ロマンを感じているのは私だけじゃないはず(笑)2018/03/21

aquamarine

94
軽い連作ミステリ。オーパーツの蘊蓄はそれなりに楽しく、ドッペルゲンガーとも思えるそっくりの二人の大学生+女刑事という濃いキャラ達も印象深いですが、大森氏いうところの物理トリックばりばりのぶっ飛び系本格を楽しめるかどうかがこの本の好き嫌いになるのではないかと思います。奇抜なトリックを予想しながら私はさらさらっと楽しみました。水晶髑髏のギリギリ感とかストーンヘンジの大掛かりなところとか特に好きです。手放しで絶賛はしませんが水月の過去など含め続編が出たら楽しそうです。どんなふうに化けていくかこの先を期待します。2019/01/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12555170
  • ご注意事項