感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
0607xxx
8
「プロレススーパースター列伝」の原田久仁信先生の劇画タッチで描かれる、プロレス業界の裏側はどれも秀逸だが、数々の伝説を残した団体「WJ」の話がやっぱり一番面白く、地獄変という言葉がピッタリだと思う。まだまだ、新作が読みたい!2017/12/03
Tomomi Yazaki
6
B級 これは、プロレス界を舞台とした生々しいドキュメント劇画である。元プロレスファンを自負している人間から見ると、知りたくなかった当時の演出というアングルと金銭問題。プロレス界は金が絡んだ切った張ったの世界だった。金が絡むと、その時々で人間は、良くも悪くも変わる。原因は金。解決も金。なんでも金金金。使い方も尋常じゃない。生きるも地獄、死ぬも地獄。諸行無常の響きあり。そして、金から解放された時、やっと人間に戻れる。漫画ではあるが、それなりに読み応えがある一冊だった。2018/01/19
豊平川散歩
5
一話づつ文章にすると充分一冊にできる内容を、濃縮還元した一冊。それぞれに苦労しており、プロレスラーの悲哀がある。最後のラッシャーの人間性には感動した。男は余計なことは言わず寡黙がよいのかも。 シリーズの他のも気になる。2020/06/28
新平
5
2階席から見るプロレスを標榜している私としては、業界の醜聞は、Yahoo!知恵袋で偶然見かけるぐらしだし、暴露本の類はほとんど読まないので、(「泣き虫」をcover to cover で立ち読みしたくらいか)新鮮に楽しめた。地獄で会う仏のなんと神々しいことか。2017/12/29
sheep book
1
おもしろく、かつ、味わい深いです。プロレス業界にまつわるロマンと欲望がつまっています。真実味が味わいをより深めています。2019/08/20
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- 和書
- 時のアラベスク 角川文庫