内容説明
人は、四十にして惑わず、五十にして天命を知る。アイドル・歌手・女優・文筆家としていつの時代も最前線を駆け抜けてきた小泉今日子が、齢五十の節目に感じること、思うこととは?残りの人生を、力まず弛まず、自由におもしろく生きることについて、親愛なる二十五名のゲストたちと本音で語り合った約二年間の記録をお届けします。特別書き下ろしエッセイ収録。
目次
案外、スルッとやってくる(YOU)
夢や目標はなくても、大丈夫(浜田真理子)
スローダウンはまだ早い(江國香織)
生きていく世界を決めること(吉本ばなな)
“その人らしい”が美しい(中野明海)
孤独という修行(熊谷真実)
引き受けたら、見えてくる(樹木希林)
別の世界とつながろう(浅田美代子)
起こったことは、すべて“いいこと”(平松洋子)
向かい風は、想定内(上野千鶴子)〔ほか〕
著者等紹介
小泉今日子[コイズミキョウコ]
1966年2月4日神奈川県生まれ。1982年「私の16才」で芸能界デビュー。以後、歌手、女優として、舞台、映画、テレビなどで幅広く活躍する。『黄色いマンション 黒い猫』(スイッチ・パブリッシング/第33回講談社エッセイ賞)などの著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 4件/全4件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
253
同い年の小泉今日子、最近良く読んでいます。今回は彼女が50歳を迎えるにあたって、50オーバーの25人著名人との対談集、まさに『婆放談』でした。オススメは、『美輪 明宏』、『伊藤 蘭』、『小池 百合子』の3本です♪2018/01/22
ケンイチミズバ
163
はい。私も希林さんの「ジュリー!」に自由を感じた世代です。テレビでこんなことしていいんだ?と。50歳を超えてのライフラインは、いざというときに絶対に駆けつけて来てくれる家族みたいな、ユルい服装で、二日酔いの顔のまま会える友。対談中にソファに横向きになってしまうYOU さん、今日子やっちゃえよって、なんかタイムリーです。人生が巧くいかない時に一筋の光りが見えたという熊谷さんの言葉は、テレビでアイドルが果たしてきた役割を言ってますね。キョンキョンがアイコンだったのは私も同じです。2018/02/13
いつでも母さん
154
毎日眠りにつく前に少しずつ読んだ。キョンキョンなんて軽々しく呼べない?ほど、彼女の文章や感じ方が好い。対談相手も興味深い方々で、聞き上手でもある。いいな、こんな女性たちとの対談は。かくしてキョンキョンも50代突入なんだ。アイドルの頃より女優として確固とした位置に立つ彼女から伝わるのは、自然体に清々しさだと思う。タイトルもいい。このままで50代を生きて行け、小泉!亡くなったお姉様のことはちょっと鼻の奥がツンと来た。あゝ好きになっちゃったじゃないですか~2018/01/17
nico🐬波待ち中
140
50代以降をどう生きるか。キョンキョンと25名の素敵でカッコいい人生の先輩方(全員女性)との対談集。対談メンバーも豪華でYOU、江國香織、吉本ばなな、樹木希林、美輪明宏、小池百合子…皆さん各々肩の力をいい具合に抜いて自然体で生きている「大人の女性」。間違えたら後で挽回すればいい。無理無駄無茶はもうしない。広げる風呂敷は小さめにする。心は熱く頭はクールに…等々。新年早々素敵な先輩方から頂いたヒントを胸に、私も来るべき50歳に向けて精進します。キョンキョンも最後に締め括っていたけれど、たくさん笑って生きたい。2018/01/02
Nao Funasoko
112
50歳を目前にし先輩方に話を聞くKYON2流大人エレベータ対談集。大先輩との対談よりもちょっとだけお姉さんぐらいの相手のほうが内容的には興味深かった。男性女性の違いはあるにせよほぼ同世代としては頷けるポイントも多々あり、普段ならあまり手が向かないジャンルながらスラっと読了。それにしてもこれを読んでる時にちょうど、、、まったくもうキョンキョンったら。WW2018/02/01