宝島ＳＵＧＯＩ文庫 シャーロック・ホームズ 秘宝の研究

北原 尚彦【著】

宝島社（2017/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 325p／高さ 16cm
• 商品コード 9784800274045
• NDC分類 930.28
• Cコード C0193

出版社内容情報

大人気ドラマ『SHERLOCK／シャーロック』の新シーズンである『SHERLOCK4』の放映が7月に予定されています。本書は、放送のタイミングに合わせ刊行する、『SHERLOCK』ファンおよび、シャーロック・ホームズのファンに向けた書き下し文庫です。『SHERLOCK』や、ロバート・ダウニー・Jr.主演の映画『シャーロック・ホームズ』など近年公開された作品を手始めに、これまでに出版・公開された「シャーロック・ホームズ」の映画・ドラマ・翻案小説・コミックスなど、硬軟とりまぜた世界中のメディアミックスを日本のシャーロック・ホームズ研究の第一人者、北原尚彦氏が紹介していきます。

内容説明

コナン・ドイルが執筆した正典以降、パロディ・パスティーシュはもちろん、ドラマ『ＳＨＥＲＬＯＣＫ／シャーロック』をはじめとする映像作品、アニメ、マンガ、児童書などシャーロック・ホームズの活躍は留まるところを知らない。記録に残すべきメディアミックス作品だけでなく、正史には残らないが魅力的な怪作・珍本も多数存在する。そんな無数に存在する「ホームズ」を、あますところなく、貴重なビジュアルとともに紹介！

目次

第１章　“映像”研究の章
第２章　“国内児童書”研究の章
第３章　“国内マンガ”研究の章
第４章　“キャラクター”研究の章
第５章　“アメコミ／海外コミック”研究の章
第６章　“造本”研究の章
第７章　“関連アイテム”研究の章
第８章　“珍本”研究の章

著者等紹介

北原尚彦［キタハラナオヒコ］
１９６２年、東京都生まれ。青山学院大学理工学部物理学科卒。作家・翻訳家・古書研究家。小説に日本推理作家協会賞候補となった『シャーロック・ホームズの蒐集』（東京創元社）など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[瀧ながれ]

「シャーロック・ホームズ」ものの書籍であれば、ほとんど問答無用で収拾してしまうシャーロッキアンのコレクションご紹介本。コミックや児童書の紹介が、わたしとしてはたいへん興味深く、パスティーシュものの小説とかはもっとわんさかあるので、もうちょっと触れてほしかったです、いやしかし、切りがないかな、ないな。じゃじゃまるが鹿撃帽にインヴァネス姿だから雑誌「おかあさんといっしょ」まで購入するコレクター魂は、唖然を通り越して尊敬に値します。最後の「珍本」の章も、正当にあるいは馬鹿馬鹿しく珍しくて、読みごたえありました。

2017/08/16

[ハスゴン]

完全なシャーロキアンではないが、改めてメディアの進出の多さに驚き、かなりのファンでないと、読みこなすのは難しいでしょうが、文庫でだしたことに評価したいと思います。

2017/06/25

[岡本匠]

シャーロキアンである筆者がこれまで収集してきたホームズ関連の映像、児童書、マンガ、キャラクター、アメコミ、ゲーム等々について紹介した本。紹介されている中で、機械翻訳されたホームズ本というものがあるのは驚いた。機械翻訳故に日本語が根本的におかしいとのこと。ホームズについては既に翻訳も出ているのに、何故、今さら機械翻訳？出版社に何のメリットがあるのか？世界は不思議に満ちている。

2018/10/08

[ソルト佐藤]

登録忘れ。古今東西のホームズアイテムが載っていて楽しい。まさかのお色気マンガも（笑　そして、連載していたのを読んでいた記憶があるぞ（笑　映画化されなかった脚本もあったりと、奥が深い世界。ソ連製のホームズドラマはちょっと見たいと思った

2018/02/03

[スプリント]

筋金入のシャーロキアンによるお宝披露本です。出版・映像作品だけでなくゲームまで網羅しています。おまけにシャーロック・ホームズのオマージュ作品もとりあげておりまさになんでこござれの収集精神に脱帽しました。

2017/07/30