出版社内容情報
美しい日本刀。折れず、曲がらず、強い日本刀にまつわる謎&疑問がわかる本です。折れないためには「軟らかい鉄」でなければならず、曲がらずによく斬れるためには「硬い鉄」でなければなりません。日本刀はこの矛盾を独特の技術によって可能にしています。平安時代から鎌倉期に成熟した日本刀の刀剣技術から、武士の所有作法まで日本刀の雑学を詰め込んだ一冊。知りたい&人に教えたくなる日本刀の100の謎&疑問を解き明かします。
内容説明
国宝&重要文化財。武将が振るった名刀90振り。
目次
第1章 日本刀が紡ぐ悠久の歴史(多彩な進化をとげた日本刀の姿;大陸渡来!日本刀のルーツに迫る;人を切る時代ほど美しく反っていた刀 ほか)
第2章 日本刀を愛した武人(伊達と粋の時代を彩る武士の魂;阿鼻叫喚を極める戦場にもルールがある;泰平の世には刀に無頓着な武士もいた ほか)
第3章 歴史が磨く日本刀の造り(刀装具が醸し出す堤げ物の美;「1000人斬り」は可能なのか?;武士必須のお洒落アクセサリー ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
25
日本刀をめぐる100の謎を追究する解説書。以前はこういった軽いノリの本は苦手だったのに、最近は楽しく読めるようになった。1テーマにつき解説が1ページ+写真か絵が1ページ。様々なジャンルについて、端的に纏められている。初めて聞く情報も結構多く、メモを取りながら読んでいった。お手軽に知識を得られるが、説明があっさりしすぎているので、この本だけで理解したり覚えたりするのは難しいと思う。「日本刀のカーブが平仮名の美しいカーブと共鳴している」の言葉が好き。2019/03/03
まちゃ
24
日本刀って見た目も繊細で美しいから生でみると本当に武器ということを忘れてしまいます。刃が妖しく光る感じもまた神秘的で不思議に感じます。 はなから斬り合うと思っていたので戦で刀が使われるのは終盤ということに驚きました。当時の戦の報告書である軍忠状には矢傷や銃撃、石礫による負傷が多く刀傷は最も少なかったそうで…確かに私がやっている某刀擬人化ゲームの演出でも、最初に弓、鉄砲、投石の遠戦から始まるので理屈が分かりました。面白かったです。 2018/03/25
とし
5
コンビニでたまたま見かけたので思わず買っちゃったが、「日本刀の雑学」というには。。。100個もトリビア的知識を羅列するのは難しかったのか、侍や武将、剣豪や剣客といった微妙な周辺記事が多い。まあ、それでも好きな人なら暇つぶしにはなるかも。2017/10/27
風のましゅー。
0
日本が生んだ伝統芸術、日本刀。それの雑学が詰められた本。日本刀とは、どのようなものでありるのか?歴史はどうなのか?銘刀とは?そんな疑問に答えてくれる本です。ただ、深い所までの記載はなし。あくまで、入門編です。2022/09/02
Mikey
0
日本刀関連の雑誌はよく読んでいたが、たまたまブックオフで見かけてとりあえず購入。本当に雑学が雑にまとめて書いてあって楽しめた。しっている話もあれば納得の話もあり十分に楽しめる内容にてござる。2019/03/21
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