出版社内容情報
城の歴史や構造、代表的な攻城戦を、詳細にわたりイラストで解説する「城の入門書」です。復元イラストや着色した縄張図を多数掲載し、入門者にも親しみの持てる内容です。近年、注目を集めている戦国時代の「土の城」「山城」もフィーチャー。最新の城郭研究や、城を用いた町興しの事例、知られざる秘城も一挙紹介します。城ブームの立役者である中井均教授監修です。
内容説明
彦根城、熊本城、大坂城!滝山城、玄蕃尾城、江戸城、姫路城…縄張とイラストで名城の構造を解説。横矢、虎口、水堀、石垣、切岸、櫓、石落し…堅城に見る防御施設。城のすべてがわかる決定版。
目次
必見 中井先生セレクト!テーマ別名城5選(鉄壁の守り5選;天守5選 ほか)
第1章 城歩きのポイントと5大名城(城を築くとはどういうことか;城を理解する3つのポイント ほか)
第2章 城の基礎知識―歴史・つくり・攻城戦(日本史における城の発展;戦国の城と近世の城 ほか)
第3章 合戦の舞台となった城(月山富田城の戦い;小谷城の戦い ほか)
第4章 特選20!戦国の城の攻め方・つくり方(根城―青森県;向羽黒山城―福島県 ほか)
第5章 特選20!近世の城の攻め方・つくり方(弘前城―青森県;江戸城―東京都 ほか)
著者等紹介
中井均[ナカイヒトシ]
城郭研究家。滋賀県立大学教授。城郭遺産による街づくり協議会理事長。織豊期城郭研究会主宰。1955年、大阪府生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FOTD
19
昨年の今頃、岡山県総社市の「鬼ノ城」に行った。そのときに城の縄張(敷地全体の配置というか、グランドデザイン? グランドプラン? というようなもの)に興味を持った。姫路城の天守閣から見下ろして見ても、たとえば城壁、堀の配置、二の丸や門の配置の巧みさ、などうまくデザインされているのがよくわかるだろう。そういうのに興味ありなのだ。 偶然、表紙に「縄張とイラストで名城の構造を解説」と表記されてるのを見て 思わず手に取った。このような切り口の本があるとは知らなかった。城の入門書としても良いと思う。2022/12/06
紅子
9
初・大坂城✨のあとに読んでしまった。悔しい。お城そのものや石垣はもちろん楽しいのですが、本書の縄張図を見ながら楽しむのもアリ。また行かねば。2021/10/31
だ~しな
3
戦国時代の城をのつくりに興味があったので、読破。ほぼ写真や図がありビジュアル面には力を入れているのが分かる、ただ説明が専門用語が飛び交うマニア向けな書き方をしているのもあり、ちょっと読むのに苦労した。 これを見ると城址などの一見何もない箇所も、違った視点で興味深く見える。
ゆう
2
かなりマニア向けの内容で良かった。笑2021/04/30
影法師
2
空想を掻き立てる良い本。昔、大阪城行ったときに、内部にある城(城域)の模型を見ながら「これは堀を埋めないと攻略できないなぁ」と言う話をしていたのを思い出した。2018/07/14