ブッダに学ぶ「やり抜く力」

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800268358
  • NDC分類 183
  • Cコード C0011

出版社内容情報

仏教集団を2500年もの長きにわたって維持してきた教え「律」。自らを律し、自助努力で人生を切り開いていく仏教の、実践編とも呼べる行動哲学です。現代に適用させて考えれば「仕事=好きなことと考え、『好きなこと』だけをして生きること」、すなわち「生き甲斐の追求=出家」ということになります。出家的に生きることによって、自らを律し、自らを変革させることができる規範とは。ビジネスパーソンに伝えたいブッダの教え。

内容説明

やりたいことをできる自分になる。そのための方法は、2500年前にすでに存在した―。ブッダの教えに学ぶ、人生に効く自己変革の指南書。

目次

1 自己変革のためのメソッド(人はいつでも変わることができる;仏教に学ぶ「好きなことをやって生きるためのエッセンス」)
2 自分で自らを変えるためには(自分を変える「自助努力」とは何か?;やり抜く力、思い続ける力を育む)
3 集団のなかで自らを変えるためには(志を同じくする仲間とともに;支えてもらうことで、他者を支えてゆく)

著者等紹介

佐々木閑[ササキシズカ]
1956年、福井県生まれ。花園大学文学部仏教学科教授。京都大学工学部工業化学科、および同大学文学部哲学科仏教学専攻卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。米国カリフォルニア大学バークレー校留学を経て、現職。文学博士。専門は仏教哲学、古代インド仏教学、仏教史。日本印度学仏教学会賞、鈴木学術財団特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アルカリオン

11
P177 サンガ的な組織を作る際の基本ポイント:①相互扶助 ②まわりの社会への正しい依存 ③教育 ④組織の拡大を目指さない ⑤立場の上下を作らない ⑥組織の中央を作らない▼④が最も印象的。「組織の目的はあくまでも個々人のやりたいことの追及です。組織の拡大を目指そうとすると、必ずその分、個人が抑圧されてしまい、本末転倒の状況に陥ります。『拡大よりも維持』という理念が大切です。」2022/05/08

Taizo

8
仏教徒の祖父母のもとで育ち、ミャンマーへ行って日本の仏教とはまた違う思想に触れたりもしたけど、僕は仏教のことを全く知らないことに気づいてしまった。 まず修行。辛く苦しいイメージしかなかったけど、そんなものではないようだ。本質的にはやりたいことを楽しんでやるそれだけのことらしい。カントの自由論ととても似ている。本書では出家度なるものが定義されている。お坊さんのように100%出家するのではなく、日常の何%かを出家に当てる、というものだ。今のところは読書や運動が僕にとっての出家なのだなと認識できた。2019/08/05

izw

8
釈迦が唱えた仏教では、財産や家族を捨ててサンガという僧の集団に属し、朝から晩まで修行に打ち込むことで、煩悩を消し去り、真の安楽に達することを目指すことを「出家」という。そこまで厳しい生活を強いるまでしなくても「出家的生活」をし、好きなことに打ち込むことで、自己変革ができるという。サンガは厳しい規律を定め、2500年にわたって修行のための仕組みを作ってきた。この仕組みは、出家的生活をするためにも大いに参考になる。これからやりたいことをやり抜くためにもう少し釈迦の仏教を勉強して、実践してみようかと思う。2018/05/20

あまねくん

0
2023年7月30日2回目読了2021/04/19

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