宝島社文庫
愚者のスプーンは曲がる

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  • サイズ 文庫判/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800268068
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

編集部推薦! 第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品は、ユーモア・サイキック・ミステリー! 子どもの頃からとことんツイていない町田瞬はある日、銃を所持した超能力者(らしい)二人組に突然拉致される。彼らは組織の命令で、危険な能力を持つ(らしい)瞬を殺しに来たのだという。その能力とは、超能力を「無効化」するというもの(らしい)。つまり、瞬の前では能力者による超常現象は発生しない(らしい)――。果たして超能力は存在するのか、しないのか? 「これは大掛かりなドッキリだ」と思いながらも、ひょんなことから『超常現象調査機構』のメンバーとなった瞬は、やがて能力者をめぐる奇怪な事件に巻き込まれていく……。

内容説明

ある日突然、銃を所持した超能力者(らしい)二人組に拉致された町田瞬。彼らは組織の命令で、危険な能力を持つ(らしい)瞬を殺しに来たのだという。その能力とは、超能力の「無効化」。つまり、瞬の前では超能力者による超常現象は発生しない(らしい)―。なんとか命拾いした瞬は、代わりに超能力者による組織『超現象調査機構』で働くことになり、やがて奇怪な事件に巻き込まれていく…。

著者等紹介

桐山徹也[キリヤマテツヤ]
1971年生まれ。埼玉県出身。日本大学藝術学部文芸学科卒業。第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『愚者のスプーンは曲がる』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむー

108
「このミス」大賞シリーズの半分はミステリではないというのは改めて言うまでもない事実ですが今回も“でない”方の「このミス」、でもさっくり読みやすい良作ですよ。『よくできました』。目の付け所の勝利というべきか、周囲の超能力を無力化するという主人公・瞬の視点で物語が進むため超能力を使う場面が一切なく(瞬がいないところで能力を使っている“らしい”描写はあるが)、物語の最後まで登場する能力者たちが本物なのか壮大なドッキリなのか明かされないところが斬新。能力者たちの個性にメリハリが効いているので全体に好感触。2017/05/05

スカラベ

75
この小説に出てくる超能力者らしき人々には、「代償」というものがある。手を触れずに物を動かせるが、常に頭痛に悩まされるとか。まずこの設定が独特で随所に生かされてとても面白い。そして主人公は、どこまでもツイてない「不運」が代償の町田瞬。物語は常に瞬の目線で語られるところがミソでもある。彼の能力がゆえに、愚者のスプーンは曲がるのであり、超能力者は最後まで「らしき」であり、超能力は発動された「かもしれない」のである。ギャグタッチも程よく鼻につかない。クスッと笑えるこのセンス、好きです。ユリゲってた時期が懐かしい。2017/05/15

ぷう蔵

70
超能力…、人間の能力を超えた能力。本当に存在するのか?自分は存在していないと思っている。UMAの存在もないだろうと思っている。UFO、これはもしかしたらいるのでは?満天の星空の星の数だけ太陽系のようなものが存在しているなら、その中に地球のように生物がいる星があってもいいのではと思う。超能力については、どうしても何かタネがあるだろうと疑ってかかってしまう。誰か何のタネのない超能力を目の前で見せてくれ!本作は軽めの文章でサクサク読め内容も面白かったなぁ。いろんな超能力…、ONE PIECE的な…。2017/07/02

ちょこまーぶる

65
期待以上に面白かった一冊でした。大学に入学して直ぐに超能力者らしい集団に拉致され仲間となる大学生の話なんですが、読み続けても全く超能力を発揮しているシーンが無いという、最後の最後まで超能力?って感じになってしまう読書でした。でも、読み進めて変な事件に巻き込まれて、彼の仲間と解決に向けて奮闘していく姿は、読みながら彼らを応援する自分もいましたね。それから、登場人物が多いので頭の中で整理しながら読み進めなければ混乱してしまいますので要注意です。難しい本ばかり読んでいる時は、こんな変ちくりんの本も良いかもです。2023/07/21

納間田 圭

64
あの年代なら題名を見たら分かる…誰もがテレビの前で一緒にスプーンの首を擦っていた。その行為は“ユリゲる”って呼ばれた。やたらと不思議な力を持つ人物達が登場。もちろん主人公も特別な力を持つしそれを使う代償もある…でも彼は実際にその力を一度も見たこともないし使った手応えもない。なぜならその力は「超能力者の能力と代償を打消す」というややこしい設定で超能力を見ることは物理的に不可能。そしてその代償は「不運に合う」だ。そんなしょうもない力でも…超能力者にとっては自分達の存在を無意味とするような大迷惑な力2017/05/04

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