出版社内容情報
大統領を洗脳し、国家予算や企業献金を湯水の如く使い、政界、財界、芸能界へ影響力を誇示した崔順実に関する事件が、韓国存亡に関わる大スキャンダルへ発展した。崔氏の父親が新興宗教の創設者であり、世論は娘の崔氏を〝女ラスプーチン〟と批判。教団自体が、朴槿恵の父・朴正煕元大統領によって、反政府系の宗教勢力を抑えるために立ち上げられた政治的な団体だったことも明らかになり、混乱に拍車をかける。韓国大統領の闇を暴く。
内容説明
朴正煕政権下の「ファーストレディ」時代からカルト教団の広告塔として、崔一族の私腹を肥やすことに腐心してきたパククネ。国政トップとなった後も、「巨額の金」と「国家機密」と「人事」をカルトに“献上”してきたその実態に、韓国社会はかつてない怒りと絶望を感じている。大統領府の奥の院で、いったい何が起こっていたのか、その真相に迫る。
目次
第1章 操り人形と化す大統領(朴槿恵大統領の弾劾訴追案が可決された;ファーストレディ時代から“教祖”に心酔する朴槿恵 ほか)
第2章 42年間に及ぶ洗脳の日々(母の死後に朴槿恵が心酔したスンシルの父・崔太敏;朴槿恵が過ごした「鳥肌が立つような時代」 ほか)
第3章 混乱する青瓦台(大統領の私設秘書が起こしたもうひとつの「国政介入事件」;大統領業務を過度に独占ドアノブ3人衆と4人目の門番 ほか)
第4章 利権に群がる者たち(知識層が怯えた朴槿恵の背後にある正体不明の恐怖 談・加藤達也;国民的アイドルの野望は崩れ 国際指名手配されたスンシルの娘 ほか)
第5章 偽りの“先進国”大極旗の落日(「市民デモ」の裏で暗躍する親北朝鮮の組織連合;金正恩の不気味な静観韓国が憂う北朝鮮の反転攻勢 ほか)
著者等紹介
辺真一[ピョンジンイル]
1947年、東京都生まれ。明治学院大学文学部英文学科卒業後、新聞記者を経てフリーのジャーナリストとして活動。1982年、朝鮮半島問題専門誌『コリア・レポート』を創刊、現編集長。朝鮮問題の第一人者として、テレビ、ラジオなどで評論活動を展開している
勝又壽良[カツマタヒサヨシ]
静岡県出身。横浜市立大学商学部卒。経済学博士。1961年、東洋経済新報社入社、編集局に配属。『週刊東洋経済』編集長、取締役編集局長、東海大学教養学部教授等を歴任し、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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