宝島社新書
慶應三田会の人脈と実力

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800264510
  • NDC分類 377.9
  • Cコード C0233

出版社内容情報

経済界に確固たる地位を築いている慶應三田会。大手企業、大手銀行、大手マスコミのすべてに慶應三田会の下部組織ができています。慶應三田会は、慶應義塾大学のOB会ですが、その力は慶應大学にとどまらず、日本の経済界、そして政界にまでネットワークを広げています。しかし、その実力はどんなものなのか、そして、どのような人脈が作られているのか。そのすべてはまだ明らかにされていません。ビジネスに携わる人なら誰でも無関心ではいられない慶應三田会。その実力と人脈を明らかにします。

内容説明

日本で最も力のある学閥は慶應の「三田会」。そもそも東大にしろ、早大にしろ、日本一社長を輩出している日大にしろ、OB会は学閥ではなく同窓会でしかない。いち病院やいち官公庁やいち企業には、東大閥や早大閥などは確かにある。しかし、日本全体を牛耳る力を持つのは、三田会のみだ。トヨタの豊田社長もサントリーの佐治会長も慶應出身である。その三田会の姿を徹底取材。政財界人脈、日本を動かす三田会の実力、そしてその会内部の人事抗争。さらには慶應のなかでも別格的存在の「幼稚舎」、三田会が抱える問題点と闇まで。日本の『スカル&ボーンズ』と呼ばれる三田会に迫る。

目次

第1章 三田会とは何か(全上場企業10社に1社は慶應出身の社長;各三田会の結束力を左右するリーダーシップ)
第2章 財界を席巻する三田会人脈(三菱グループ内に一大勢力を形成;社外取締役に起用される慶應の重鎮;銀行に腰掛け入社する御曹司たち)
第3章 秘密結社としての三田会(三越と伊勢丹の統合で果たした役割;評議員選を巡って各三田会が集票合戦;三田会に持ち込まれた医学部のヒエラルキー)
第4章 日本のエスタブリッシュメント「幼稚舎」(蹴球部のプライドを再興した男;「持田昌典」「玉塚元一」それぞれの生き方;慶應を代表するのは幼稚舎だけ)
第5章 三田会の知られざる逸話(ラーメン二郎存続への塾生・塾員の熱き思い;政界で凋落の兆しが見える三田会人脈)

著者等紹介

田中幾太郎[タナカイクタロウ]
1958年東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリージャーナリスト。慶應幼稚舎や三田会の記事を各種雑誌で執筆。他に医療問題や企業の経営問題など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

24
予想以上に歴史的背景を踏まえて、慶應内部を深掘りした本だった。自分の会社にも三田会はあるが、休眠状態なのが残念。2021/09/25

けぴ

12
早稲田稲門会と対比して慶應三田会がどんなに凄いか、ということを書いています。とはいえ、人の上に人を作らず・・の精神とは反対に幼稚舎出身~大学入学者までのヒエラルキー、幼稚舎と初等部、普通部とSFCの格付けなど、一枚岩とは言えない状況が記されています。入学にあたり、裏口入学は無いが縁故入学はあるとのこと。同じ意味かと思っていました(*´∀`)2017/10/15

スプリント

4
東大閥とならんで有名な慶応の学閥三田会について詳しく知ることができます。良い面にフォーカスされていますが、負の面にも触れて欲しかったですね。2017/03/31

Zai pek

2
慶應ボーイの品と、全く違うレベルでの 慶應ボーイの人脈。幼稚舎組の格の違いを改めて理解。

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