出版社内容情報
経済界に確固たる地位を築いている慶應三田会。大手企業、大手銀行、大手マスコミのすべてに慶應三田会の下部組織ができています。慶應三田会は、慶應義塾大学のOB会ですが、その力は慶應大学にとどまらず、日本の経済界、そして政界にまでネットワークを広げています。しかし、その実力はどんなものなのか、そして、どのような人脈が作られているのか。そのすべてはまだ明らかにされていません。ビジネスに携わる人なら誰でも無関心ではいられない慶應三田会。その実力と人脈を明らかにします。
内容説明
日本で最も力のある学閥は慶應の「三田会」。そもそも東大にしろ、早大にしろ、日本一社長を輩出している日大にしろ、OB会は学閥ではなく同窓会でしかない。いち病院やいち官公庁やいち企業には、東大閥や早大閥などは確かにある。しかし、日本全体を牛耳る力を持つのは、三田会のみだ。トヨタの豊田社長もサントリーの佐治会長も慶應出身である。その三田会の姿を徹底取材。政財界人脈、日本を動かす三田会の実力、そしてその会内部の人事抗争。さらには慶應のなかでも別格的存在の「幼稚舎」、三田会が抱える問題点と闇まで。日本の『スカル&ボーンズ』と呼ばれる三田会に迫る。
目次
第1章 三田会とは何か(全上場企業10社に1社は慶應出身の社長;各三田会の結束力を左右するリーダーシップ)
第2章 財界を席巻する三田会人脈(三菱グループ内に一大勢力を形成;社外取締役に起用される慶應の重鎮;銀行に腰掛け入社する御曹司たち)
第3章 秘密結社としての三田会(三越と伊勢丹の統合で果たした役割;評議員選を巡って各三田会が集票合戦;三田会に持ち込まれた医学部のヒエラルキー)
第4章 日本のエスタブリッシュメント「幼稚舎」(蹴球部のプライドを再興した男;「持田昌典」「玉塚元一」それぞれの生き方;慶應を代表するのは幼稚舎だけ)
第5章 三田会の知られざる逸話(ラーメン二郎存続への塾生・塾員の熱き思い;政界で凋落の兆しが見える三田会人脈)
著者等紹介
田中幾太郎[タナカイクタロウ]
1958年東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリージャーナリスト。慶應幼稚舎や三田会の記事を各種雑誌で執筆。他に医療問題や企業の経営問題など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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