出版社内容情報
歴史の裏に隠された狂気と衝撃の「人体実験」を、幅広く紹介します。人間の心と身体を、医療的・科学的に解明していく際、必須となるのが人体実験。使命感に燃える科学者が行った極めてまっとうな人体実験がある一方で、研究者や為政者の興味本位によって強行された人道的に疑問符がつく人体実験もまた、数多く存在します。本書を読んでも、まだ、あなたは、「私たち人間を幸せにするのが科学」と言いきれるでしょうか?
内容説明
双子の身体を結合させて生存できるのか検証、死刑囚にサナダムシを食べさせて経過を観察、血液を循環させれば死体は蘇生するのか?医師の意向で強制的に性別を変えられた被験者…マッドすぎる実験大百科。
目次
第1章 メンゲレの双生児結合実験
第2章 MKウルトラ計画
第3章 死刑囚のサナダムシ飲用実験
第4章 ブアメードの血実験
第5章 スタンフォード監獄実験
第6章 アイヒマンテスト
第7章 フォルスマンのカテーテル挿入
第8章 ステロイド・グル
第9章 フォーダイスの高温限界実験
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
国士舘大学そっくりおじさん・寺
67
近頃話題の森友学園。あれが何故悪いか?。国有地云々の話ではない。この本を読んでハッキリわかった気がする。籠池理事長のやっている右翼的愛国洗脳教育は、幼児を使った人体実験なのだ。本書に出て来たサードウェーブ(米国の学校で1クラスだけナチス的にする実験)と一緒ではないか。スタンフォード監獄実験とも通じる。実験ならば結果が出れば終わるが、教育の名の元に行われている為に結果に責任すら持たない。そこに気付かない安倍昭恵という人はやはり鈍感なのだろう。この本、面白かった。医学や心理学の勉強にもなる。コンビニにGO。2017/03/31
澤水月
28
凡庸な人間がテスト環境でも簡単に残忍さを発揮するアイヒマンテスト、スタンフォード監獄実験は何度読んでもやはり怖い。後者の実験者が後のアブグレイブ囚人虐待加害者のカウンセリング行う!身近なパワハラも根がありそう…ブラジル逃亡のメンゲレにハンニバルレクターを想起、メキシコだけど。人工シャム双生児…!映画紹介、コラムなど読み物も濃い。そしてステロイド・グル!悪のマニュアルが役立つとは目明かしみたい2017/03/17
ラルル
20
マンガと銘打っている割には活字ページが多く、ちょっとうんざり。思いの外退屈でした。コンビニ本だからこんなもんかな2019/05/31
パンパース
1
知識にはなる。スリルは少ない。2018/12/01
ひで のぶお
1
読むんじゃなかった。