出版社内容情報
日常茶飯事に行われている各国のスパイ活動。特に日本は各国の標的にされ、さらに、スパイ防止法もなく、各国の情報部員たちの好き放題にされています。そして、日本人の官僚、政治家、自衛官の中にも他国のハニートラップにやられてスパイの片棒を担ぐ者もいます。そのようなスパイ天国の日本の現実を、公安から内閣府、自衛隊や外務省の情報担当官=インテリジェンスに取材し、徹底的に暴いた画期的一冊です。
内容説明
ハニートラップ、買収、盗聴、脅迫…あらゆる手を使って情報を集める諜報部隊。中国、ロシアをはじめ各国のスパイが跋扈する日本。その実情を、外務省、防衛省、内閣府、内閣情報調査室、公安・外事警察の情報担当官が告白した。軍事、産業情報はもちろん、宮廷機密、果てはあなたのマイナンバー、病歴等のプライバシーさえ把握されている。いま、全ての日本人に、この現実を警告する。
目次
諜報、情報担当官、そして情報機関―私的なる遭遇
『KGB極秘文書』と防衛情報担当官が鳴らした警鐘
瓦解する防衛省
狙われた内閣情報調査室、公安調査庁、内閣府
ハニートラップに弱い外務省
政治家に迫る諜報員
同盟国の熾烈な諜報
列強の諜報機関の実像
圧倒的な諜報網を整備した中国
孤軍奮闘の外事警察とその限界
外事警察自体にも迫る危機
元MI5サー・ジョン・C・マスターマンの警句
著者等紹介
時任兼作[トキトウケンサク]
慶應義塾大学経済学部卒。出版社勤務を経て取材記者となり、カルトや暴力団、警察の裏金や不祥事の内幕、情報機関の実像、中国・北朝鮮問題、政界の醜聞、税のムダ遣いや天下り問題、少年事件などをレポート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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