宝島社文庫<br> 筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。―鎌倉の猫は手紙を運ぶ

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宝島社文庫
筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。―鎌倉の猫は手紙を運ぶ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800256300
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

大学一の有名人かつアンタッチャブルな存在――東雲清一郎。美咲は祖父の手紙の鑑定を通して、彼と知り合うが、清一郎の毒舌は相変わらずで……。黒猫を通して、飼い主との間ではじまった文通。徐々に育まれる恋心。が突然、途絶える返事。宙ぶらりんな思いにケリをつけようと、猫の手紙を手かがりに、美咲と清一郎の人探しがはじまる――「文字は嘘をつかない。本当に鑑定していいんだな?」。鎌倉を舞台に、文字と書、人の想いにまつわる事件を描く、大人気ミステリー、第2弾です。

内容説明

大学一の有名人かつアンタッチャブルな存在―東雲清一郎。美咲は祖父の手紙の鑑定を通して彼と親しくなるが、清一郎の毒舌は相変わらずで…。黒猫を介した文通相手の秘密、鎌倉の街に描かれた奇妙なマークの謎、東雲の書に対する葛藤、そして、美咲の決意―「文字は嘘をつかない。本当に鑑定していいんだな?」鎌倉を舞台に、文字と書、人の想いにまつわる事件を描く大人気ミステリー、第2弾です。

著者等紹介

谷春慶[タニハルヨシ]
1984年、新潟県生まれ。第2回『このライトノベルがすごい!』大賞・大賞を受賞、『モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)』にて2011年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

45
相変わらず毒舌な清一郎とどこか危なっかしい美咲のコンビが、黒猫を介した文通相手の秘密、鎌倉の街に描かれた奇妙なマークの謎解きに挑んだり、書の鑑定で対決する第二弾。義妹の存在や亡くなった母親のことなど取り巻く事情が明らかになる一方で、出品作品に悩む清一郎。心配する美咲が突き放そうとする清一郎にあえて踏み込むことを宣言したり、そんな彼女に徐々に頼るようになった清一郎の少しずつ、確実に変わりつつある距離感も今後の楽しみになってきました。美咲から隠そうとした清一郎の作品が何だったのか気になりますね。続編にも期待。2016/06/29

はな

42
2巻目も続けて読みました。清一郎はお酒と猫に弱く、極度の方向音痴。そんな姿がほほえましい。相変わらず毒舌・ツンデレな感じではありましたが、1巻目よりもやさしくなっていた感じ。美咲との関係もほほえましいなと思えました。幼少期のころの話も出ており書に対する姿勢も自分で背負っているものも書かれていて迷う姿も人間らしさが好感持てる。文字は訴える力があるというのがそうだなと思えました。引き込まれるほどの熱量を持った書を私も見てみたいなぁと思います。次巻で清一郎が書いたという書が何だったのかが分かるといいな。2017/01/21

みかぴょん

42
前作に比べると うーんって感じ。でも 清一郎の弱さとか過去が少しずつ描かれて 次回への伏線を思わせる人物や掛け合いがありの 美咲との関係もますます興味深い。クールな清一郎が恋愛モードになる期待をもって次回作楽しみにしてます。2016/08/14

まつけん

41
読書メーターの献本で当選しました♪ 感謝です。 筆跡鑑定の出来る大学生を主人公にした連作短編のシリーズ第二弾。前作同様「書」に関する蘊蓄満載、登場人物の魅力もアップ!楽しく一気に読了。最後に主人公がコンクールに出品した「書」がどんなものか気になります。ということで、第三弾も楽しみたいと思います。2017/08/12

hirune

38
なんか東雲清一郎って近寄れば引っ掻くぞと凄んでる野良猫みたいな奴なんですけど😅口を開けば攻撃的な言葉が飛んでくるのにしれっと受け流せる美咲は凄いんじゃないかしら。二人は付き合ってないと主張してるけど、その割に十年くらい添い遂げてる夫婦みたいな雰囲気なのよね。。しかしどんどん不穏な状況になってきたのに、ここで終わるんだ〜。美咲の身となんかあった時の清一郎の正気が心配だ…。2023/08/31

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