出版社内容情報
「逆説」シリーズや『日本史集中講座』などで独自の論説を展開している井沢元彦氏の歴史観を、イラストや図解、表などのビジュアルでわかりやすくひもといていきます。「国譲り神話」「聖徳太子と十七条の憲法」「信長と天下布武」「薩長の大転換が生んだ大攘夷」「大東亜戦争の解釈」など古代から現代までの日本通史を、33のポイントに絞り、絵巻物を見るように手軽に学べるので、日本史初心者でもかんたんに理解することができます。
内容説明
古代から現代までを井沢史観で読み解く!33のテーマで意外な「真実」に迫る!!
目次
第1章 古代・中世編(神話に描かれた「国譲り」;「侵入者」の弥生人と「先住民」の縄文人 ほか)
第2章 近世編(戦国時代はどのようにして起こったのか;川中島の戦いが持つ意味とは ほか)
第3章 近代編(江戸幕府崩壊の基礎を築いた家康;日本史3大事件の一つ「黒船来航」 ほか)
第4章 現代編(近代国家の戦争論;朝鮮戦争と南京大虐殺の知られざる真実 ほか)
著者等紹介
井沢元彦[イザワモトヒコ]
1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒。TBS入社後、報道局記者時代に『猿丸幻視行』にて第26回江戸川乱歩賞を受賞(26歳)。31歳で退社し、以後作家活動に専念。歴史推理・ノンフィクションに独自の世界を開拓。2009年4月から、大正大学客員教授(表現学部)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷれば
32
なかなか興味深く読了。時代ごとに、様々な出来事や、鍵を握る人物が登場する歴史。それらがバラバラに存在するのではなく、すべてが歴史の流れの中で、意味ある繋がりであることが本書でよくわかる。聖徳太子の憲法十七条、生類憐みの令、刀狩りや幕末の尊皇攘夷など、当時の時代背景や視点をかえるだけでガラリと異なる意味をもつ。古代~現代まで、つなげてみれば歴史が見える33のトピックスに分類、解説されている。2016/07/05
ランラン
4
コンパクトにまとめられて理解しやすかったが、逆説の日本史を読んだものにとっては物足らない感じは受けます。2017/03/25
ちいちゃん
0
古代から現代に至るまでの歴史上の人物を中心とした本。歴史の授業で「なぜ?」と思うことや、そんな事知らなかったという新事実まで知ることができ、とても勉強になりました。とっても面白かった2017/12/17
翠
0
雑学を増やすつもりで読んだので目的は達成。それに加えに歴史教育の問題点についての提起などもある端書きが意外に良いこと言っている。確かに当時使われていた言葉を差別用語だからと教えないのはある意味間違った知識を与えているし、言葉と時代背景を繋げた説明が必要だと納得。2017/03/27
手ぬぐいゲッター
0
逆説の日本史で主張してきたことをダイジェストで書いてる感じでしょうか。 逆説の日本史を読んでたのでよく分りましたが、読んでいない人は理解でできたかなと思いました。2016/10/12