出版社内容情報
支持率上昇が止まらずいよいよ共和党代表候補が現実味を帯びてきたトランプ。その暴言を、写真とともに並べて紹介してゆきます。それら珠玉の暴言を軸に、生い立ち、不動産王としての成功、政治への進出の契機、そして笑えるほど乱暴な暴言とその裏にある哲学、人生観、価値観までをひもとききます。巻末で付随的に、「大予想・トランプ大統領下の世界と日本」も収録。
内容説明
この男が権力を手にしたら、アメリカ、日本、そして世界はどうなるのか―。究極の俺様イズムで突っ走るトランプが吐き出す言葉の「ルーツ」に迫る。
目次
0 放言・暴言セレクション
1 アメリカ至上主義
2 アメリカの病
3 なぜ彼は支持されるのか
4 ケンカの流儀
5 トランプの理想社会
著者等紹介
越智道雄[オチミチオ]
1936年、愛媛県生まれ。明治大学名誉教授。英語圏の文化研究者、翻訳家として活躍。ザヴィア・ハーバート『かわいそうな私の国』(全11巻、サイマル出版会)で日本翻訳出版文化賞、ローズマリー・ハリス『遠い日の歌がきこえる』(冨山房)では産経児童出版文化賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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エリク
27
純粋に面白かった。 上流階級の国民からはあまり好かれていないけれども、他大多数から人気の理由がわかった気がする。 演説の名人2019/11/09
Tadashi_N
26
到底受け入れられない主張をどのように受けいれさせるか?事実よりわかりやすさを目指すこと。長期的な視線ではデメリット多い。2017/07/05
かわうそ
11
かー、まじかこのおっさん。と言いたくなるような言葉が盛りだくさん。思想の偏りというものも、ここまでいくとカリスマ性を帯びるのであろうか?政治に関して素人ながら、彼は非常に危険な印象を受ける。しかし結構な支持を受けているということは、人を納得させるだけのこともあるということ。もっともな理屈があるのだ。それは果たして何なのか?アメリカ国民ではないので正確にはわかりかねるが、こうした強烈な個性が歓迎されるということはそれだけ国内に閉塞感があるということか?未来が見えないということか?どうなる、大統領選。2016/05/21
かば◎
1
制作に関わったので中身に関してはパス。それにしても、この本が出るまでトランプが選挙戦を生き残っていたばかりか、共和党の指名獲得が事実上確定してしまったのには驚いた。しかし、振り返って日本の政治状況を見れば、「こんなのがアメリカ大統領候補になるなんて」と哂っていられない。2016/05/14
ラララ
0
越智道雄 1936年生れ、明治大名誉教授。英語圏の文化研究者、翻訳家。アメリカ論で著名。ドナルドトランプの大放言を平易に解説。すぐに読めるので、トランプの基本的考え方を短時間で理解できる。2016/12/28