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出版社内容情報
初来日を果たした『天文学者』に続いて今秋には『水差しを持つ女』が日本にやってきます。日本でも大きな人気を誇るフェルメール作品。その魅力はどこにあるのか。フェルメール全37作品の収録はもちろん、彼の技法や構図の謎、その波乱に満ちた生涯にも迫る一冊です。
内容説明
フェルメールの全37作品を、参考図版を多用し詳しく解説!フェルメール作品を所蔵している欧米の17美術館を地図とともに紹介!フェルメールに直接または間接的に影響を与えた画家たちの素顔!ナチスをも手玉に取った20世紀最大の贋作者メーヘレンの生涯!
目次
謎の画家フェルメール43年の生涯
1 フェルメールの全仕事
フェルメール全作品の大きさ比較
2 ここで見られる!フェルメール作品所蔵美術館
3 フェルメールと同時代のオランダの画家たち
4 天才贋作者ハン・ファン・メーヘレンの“全仕事”
著者等紹介
大友義博[オオトモヨシヒロ]
1965年、熊本県生まれ。日展会員・白日会会員、開成学園(東京)教諭。89年、東京藝術大学絵画科油画専攻卒業。同大学大学院修了。94年、第70回白日会展初出品、白日賞受賞。99年、第31回日展初出品、初入選。2002年と04年、第34、36回日展、特選。09年、日展会員に。同年、第41回日展、日展会員賞受賞。13年、日展審査員(3回目)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
40
オランダのデルフトに生まれ、17世紀を代表する画家として評価されているフェルメールだが、43年の短い生涯は決して華やかではなく、戦争や家業に振り回されて、なかなか画業に専念できなかったようだ。そして死後200年間ほどは「忘れられた画家」になってしまったと。「真珠の耳飾りの少女」のような美しい絵を描いたフェルメールの、実際は生活苦に満ちた儚い人生に何とも言えない思いがした。2020/03/11
ひほ
24
フェルメールは作品数が限られているようでじっくりと一つ一つの絵を鑑賞することができました。2016/09/29
Noelle
7
全作品を年代順に並べて、その技法、背景、類似作品など、過不足なく解説。全体を非常にわかりやすく、見やすく並べている優れた解説書。同時代の影響を受けた画家たち、贋作者メーヘレンの全仕事まで。なかなかの情報量がコンパクトにまとめられている。予習にも復習にも最適の本でした。2019/02/09
ふう
7
全作品の丁寧な解説≒客観的事実の積み重ねでフェルメールの全体像を掴めた気がする。しかし一番衝撃的だったのはフェルメール贋作者のメーヘレン。メーヘレンについて知りたくなった。2016/01/31
波のうねうね
5
全作品の解説が載っていました。メーヘレンについても記載があります。いつか本物をみにいきたいものです。2016/03/12