内容説明
大人気の「ひと駅ストーリー」シリーズと「10分間ミステリー」シリーズから“泣けるいい話”を集めました!ペリリュー島の大戦秘話「サクラ・サクラ」柚月裕子や、小学生の頃に埋めたタイムカプセルの謎を解く「葉桜のタイムカプセル」岡崎琢磨、老夫婦の愛を描く「柿」友井羊、父と娘の“電車ごっこ”の大切な思い出「がたんごとん」咲乃月音など、感涙必至の物語、全26話を収録。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう☆
95
26話中19話既読(^^;)。最近『5分で~』にハマってるので仕方ないかな?と思いつつ、『胸がいっぱいになる話』がテーマだけあって、読後感いい作品ばかりなので何度読んでも損はないかな?「雪は空から送られてきた手紙」という言葉から始まった2人の関係がステキな上原小夜さん『天からの手紙』、殺し屋の父とクリスマスだけ会える息子との驚きの関係だけど微笑ましい沢木まひろさん『ファースト・スノウ』、長い呪いで何度も同じ時間を繰り返す母娘の苦悩が終わった瞬間ホッと安堵した里田和登さん『2人の食卓』がお初でよかったかな。2017/09/22
ひろ20
41
職場のOさんは、本で泣いた事がないというので、Sさんがこの本を持ってきました。「全然泣かないよ」と返す時に、私にどうぞと回ってきました。26の短編集で、一話5分で読めます。かなり短いお話なのに、結末がそれぞれの作家さんのひねりがきいて面白かったです。2021/12/08
えっくん
34
★★★★☆このミス「ひと駅シリーズ」「10分間ミステリー」から泣けるいい話26話をセレクション。「5分で泣ける」ほどまでは至りませんでしたが、確かに心にぐっとくるいい話が満載です。元々の収録本で読んだ作品も何点かありましたが、結末は分かっていてもやはりいい作品は何度読んでもお気に入りです。柚月裕子「サクラ・サクラ」、喜多南「1年後の夏」、乾緑郎「最後のスタンプ」、岡崎琢磨「葉桜のタイムプセル」、佐藤青南「精霊流し」が切なく心に残った作品です。2016/02/27
飛鳥
31
感涙必至です。タイトル通り5分で泣ける、胸がいっぱいになる物語ばかりでした。意外な結末に驚きながらもホロリきちゃうものも盛り沢山です。ペリリュー島での日本兵と現地の方達の秘話や恋愛にまつわるものから日常の一コマに隠された胸がいっぱいになるお話ばかりで、外で読むのは注意かもしれないくらい良いお話ばかりでした。2017/06/09
のりすけ
28
「サクラ・サクラ」「スノーブラザー」「クリスマスローズ」がすごくお気に入り。泣ける話にも、こんなバリエーションがあるんだー。このアンソロシリーズはちょこっと読むのに最適。2024/07/29