内容説明
奥ゆかしくやわらかな響きをもつ大和言葉。先人が残した美しい言葉の数々をシチュエーション別に収録しました。何気ない一言が、たおやかに彩られます。
目次
第1章 願いごとを叶える大和言葉
第2章 上手にイエス・ノーを伝える大和言葉
第3章 かどを立てずに注意する大和言葉
第4章 ビジネスを円滑に進める大和言葉
第5章 ありがとうの気持ちを伝える大和言葉
第6章 嫌味にならずにほめる大和言葉
第7章 お詫びの心を伝える大和言葉
第8章 人間関係をまるくする大和言葉
第9章 訪問で役立つ大和言葉
第10章 日常を美しく彩る大和言葉
著者等紹介
山岸弘子[ヤマギシヒロコ]
NHK学園専任講師。NHK学園「話し上手は敬語から」講座にて敬語指導にあたる傍ら、航空会社の社内教育やテレビクイズ番組の国語問題監修にも携わる。大学での講演をはじめ各種教育機関や医療機関、企業など全国で研修・講演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さと
65
かわいいジャケットとレビューに惹かれて。耳慣れた言葉なのだけれどその成り立ちを知ることができた。言葉には意味だけでなく成り立ちがちゃんとあるのだと改めて知った。そこに日本の文化や歴史がちゃんと息づいている。「言葉が痩せている」と言われるそうだが、これらの言葉をちゃんと使い伝えていく義務があると思った。『恙なく』の意味を間違って覚えていたことに気づき感謝です。2015/06/14
まーしゃ
44
読友さんの読みたいから気になった大和言葉。日本語の使い方が変わって来ている、美しい語彙が減って来ていると言われる昨今、少し調べてみたくて読んでみた。外来語、漢語そして大和言葉… 色々と使い分けるのは大変だろうけど少しづつマスターし色々と言い回しを変えて話してみたい。2018/08/31
wanichan
43
シチューエーション別に使える大和言葉の説明と例文があり、とっても読みやすかった。いい加減に覚えていた言葉もすっきりと頭に入った。大和言葉というと構えがちだが、読んでみたら、日常にも使っていた言葉だった。相手を思いやる気持ちが大和言葉には溢れているように感じます。意識して使っていきたい。2015/06/03
更紗姫
14
表紙・目次、ページにも桜が散って、綺麗な装丁の本。参考書として、辞典のように傍に置いて使って欲しいとの思いか、丁寧な作りだと感心した。ただ、内容も用例辞典そのままなので、さほど面白くはなかったかな、当たり前すぎて・・・。年配のご婦人と日常的に接する機会があれば、こういう言葉遣いも身に付くのだろうか、茶道の先生を思い出す。お点前中にくしゃみを連発して「すみませんっ」と謝ったら、「おからだ、おいとい遊ばして」って。何を言っても、何をなさっても、角のない柔らかな、そしてたおやかな方だった。2015/07/12
koushi
13
人から一目置かれたいなんて大それた考えは全くないが、少しでも美しい言葉を遣い、また語彙力も高めたいと思い手に取った。本書では自分が知っていた言葉や全く知らなかった言葉もあったが、ちょっとした言い回しや、一言を添えるだけで言葉というのは美しくなるものだと改めて思った。2021/10/29
-
- 和書
- 印欧語の親族名称の研究




