迷宮の花街 渋谷円山町

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800234278
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

路地と坂、石段―ラブホテル街に残る昭和の面影。明治から続く花街は混沌としたエリアに。渋谷の異空間に集まる男と女。東京の異界シリーズ第2弾!

目次

第1章 花街の記憶
第2章 円山芸者
第3章 丘の上のホテル街
第4章 風俗の街として
第5章 十八年目の東電OL事件
第6章 密会場所に向かう女たち
第7章 死と再生の街

著者等紹介

本橋信宏[モトハシノブヒロ]
1956年4月4日、所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。創造的かつ先鋭的な創作活動を続ける書き手として注目を集めている。ノンフィクション、小説、エッセイ、評論等、幅広く活躍している。著書に、『60年代 郷愁の東京』(主婦の友社・日本図書館協会選定図書)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

512
親近感あった渋谷であるが、土地の形状など知らないことだらけだった。中でも円山町、道玄坂を登って坂上を右に行ったところだそうだ。かつては花街、その後ラブホテル街で名を響かせ、現在はライブハウスなんかもあるらしい。道ひとつ隔てた松濤は日本でも有数な高級住宅街だから面白い。その興味深い街の成り立ちから現在まで、著者の幅広い人脈を駆使して書かれたこちら。東電OL事件のその後から、現存する花街で活躍するお姐さん方や風俗店への取材、立体感のある内容に仕上がっている。シリーズ他の作品もイイらしいので、ぜひそちらも。2021/11/22

おいしゃん

59
鶯谷に続き、またもアングラな本橋さんの本。日常的に使っている渋谷も、しばしばお世話になる円山町も、奥が深すぎて未だにわからない街である。こういう街の歴史を知るのは、ゾクゾクする面白さがある。本橋さんの他の本もまた読んでみたい。2017/02/10

おかむら

30
ラブホの街渋谷円山町の歴史と変遷を辿る前半は面白いけど、後半はなんだかポストや現代の風俗記事を読んでるようで興ざめ。2015/06/19

fwhd8325

26
前半の花街としての円山町は、とても面白い。風俗の街は、あまり新鮮さは感じない。ただ、この街に潜む、妙な空気感は、とてもよく描かれていると感じる。あれから18年になる「東電OL事件」は、時間が経過したからこそ語るべきものもあるだろう。それにしてもこの街で起きた事件として象徴的な印象だ。ラブホテルも道頓堀劇場も若い頃の思い出。そして、今では喜楽でラーメンを食べることくらいしか用事がなくなった。魔界のような街を久しぶりに歩いてみようか。2015/06/09

DEE

18
鶯谷や上野、新橋などこのシリーズがすごく好きで最後の1冊と取っておいた円山町。 図書館で借りるつもりで登録してたら、ある日突然貸し出し中止。 嫌な予感がしてAmazonなどをチェックしたら、どこも新品の取り扱いは中止となっていた。 すぐに中古で購入。こんなことは初めて。 何が起こったのかは未だ不明なので詳しい方がいらっしゃったら教えて頂きたいです。 内容はもちろん面白かった。品川とか五反田とか池袋とか出して欲しい。2019/12/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9063941
  • ご注意事項

最近チェックした商品