感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
105
大東亜戦争で活躍した日本海軍の名指揮官を紹介。世評の高い米内光政だが個人的には疑問符がつく。「広島と長崎への原爆投下、ソ連の満州侵攻は終戦の為の天佑 」と語ったことは、軍人として、為政者として、日本人としてあり得ないだろう。上海の戦線を拡大させた責任もある。山口多聞や菅野直の敢闘精神はとても好きだ。とは言え日本の優秀な頭脳が揃った官僚組織。戦時と平時で活躍した人物の適正も違うはず。戦争が祖国の存亡を賭けた国家事業だからこそ、序列ではない最適な人事が欲しかった。あまりに軍が官僚化していた故の哀しさも感じる。2018/06/20
かおりんご
22
雑誌。海軍指揮官や司令官に特化して、その人の人柄や戦歴を書いたもの。こんなに優秀な人が集まっていたのに、なんで負けたのかが不思議でなりません。そもそも、どうして戦争に踏み切ったんでしょうね。物量を考えると難しいのに。陸軍より海軍派としては、面白く読みました。物語ではなく、たんなる人物紹介なので、なにか戦記ものを読んでいて、この人ってどういう人?と思って調べるのに使えるけれど、海戦についてよく分からないと楽しめません。2018/06/09
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