内容説明
警察官はもちろんのこと、検事やSP、科捜研に公安など、今や様々なバリエーションを主人公に据え展開されている刑事ドラマたち。そこで描かれる警察事情は、一体どこまでが本当でどこからが脚色なのか?本書では警察組織の内部構造や、人気ドラマの登場人物のヒエラルキー、本当の仕事内容を解き明かしていく。読めば刑事ドラマが100倍楽しくなること間違いなしの、副読本決定版!
目次
第1章 TVドラマで学ぶ警察入門(『踊る大捜査線』に見る警察官のヒエラルキー;『臨場』に見る鑑識のお仕事とは? ほか)
第2章 警察の仕事とその舞台裏(『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に見る交番の種類;24時間態勢で市民の安全を守る!警察官の1日のスケジュール ほか)
第3章 警察官の日常とプライベート(『あぶない刑事』に見る警察官の服装と装備品;『陽はまた昇る』に見る警察学校の実情 ほか)
第4章 警察キャリアと出世の真実(『相棒』に見る警察官の出世コース;『マル暴組織犯罪対策部捜査四課』に見る暴力団の取り締まり ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふみねこ(ペースダウン)
27
リアルな警察官が書かれていたと思います。ただ『「激務の割りに薄給」というイメージが世間にはあるが、実は大きな間違いで実際は高給取りだ』は、地方には当てはまらないかな(知り合い談)。警察官として厳しく訓練を受けても、地方の機動隊は暇を持て余しているということや、時間があるために先輩から受ける説教が長くなるというのは、ちょっと悲しい。待機時間もしっかり有効に使ってほしい。警察官の飲酒運転がなぜなくならないかということも解説されていて、警察組織ゆえの問題なんだとわかりました。2014/12/17
桂 渓位
5
団長やタカ&ユージより、古畑さんの方が、階級上なんですね✨ 古畑さんより、ユースケ・サンタマリアさんの方が階級上と言うコトも、びっくりですが(笑)2020/04/25
Gen Kato
3
知っているようで知らなかった警察組織の仕組み。最近のドラマはまったく観ないのだけれど、入門編として。西部警察の大門ってあんまり偉くなかったんだなあ(今さら2019/06/26
天音春子
3
図書館本。 ドラマはあんまり見ないけど小説は読むから参考になった。 高給取りでも交際費がかかるんだなあと思った。 2015/01/24
千木良
2
タイトルのようにドラマを楽しむためならば、本書とは違う構成、切り口であったほうが面白かったように思う。とりあえず“擦れるゴマは、とにかく擦る。それで昇進が約束され、居心地のいい職場に居続けられるならヨシ。”という心理の警察官に、“治安維持の舵取りをする警察に取って、職務質問はいかに大きな存在かを物語る施策の数々。街で見かけたら、温かい視線を送ってほしい。”ってのはムリです。2016/02/13