内容説明
大好評!ショートショート・アンソロジー第4弾。今回は過去最高数の作品を収録した一冊刊行。『このミス』大賞・日ラブ大賞・『このラノ』大賞作家総勢33名が描く、猫にまつわる様々なストーリー。5分で読める気軽さと、思わずうなるオチが魅力。映画化で話題の『さよならドビュッシー』中山七里、『完全なる首長竜の日』乾緑郎や、大藪春彦賞受賞作『検事の本懐』で話題の柚月裕子らがオール書き下ろし参加の豪華な一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寂しがり屋の狼さん
87
5分で読める気軽さと、思わずうなるオチが魅力のショートショート・アンソロジー。今回は猫にまつわる様々なストーリーを総勢33名の作家が描きます。(◕ᴗ◕✿)猫がテーマなだけに、さぞ可愛くてニヤニヤするような物語を想像していましたが…初端からホラー😱5分で読める一駅ストーリーとありますが、私の読書スピードだと1作品10分…電車で読んだら駅過ぎてるよ(笑)2024/06/14
あつひめ
81
移動中に気兼ねなく読める長さなので、先が気になる…なんてこともなく、うまく読みつないで読めたし、猫猫猫、猫三昧。どんな状況であれ、猫が出てくる。猫を存分に味わった。謎解き、ほんわか、ウルウル。猫の特性を活かした猫の使い方をされてるので、うちの猫だったら…と置き換えながら楽しんだ。私のお気に入りは、ホットミルクのきなこ。万事めでたしめでたし?と思ったら…うー、やっぱやってくれたねって感じです。猫の女心が気に入った。この話だけは繰り返し読みたくなった。2015/11/09
みかん🍊
77
5分で読めるショートストーリー33編、ちょっとずつ読んでいたので、意外に時間が掛ってしまったので、印象の薄い作品は忘れてしまう、猫のほっこりする話を想像していたのですが意外とホラーや気持ちの悪い作品もおおく、3人くらいしか知っている作家さんはいなかった「キャット・ループ」「空飛ぶアスタリスク」「ピートの春」が良かった。2014/10/31
りゅう☆
68
可愛い猫の動画投稿者の熱意が恐怖の柚月裕子さん。猫一筋でこちらを振り向いてくれない彼との関係に驚きの喜多南さん。猫を助けたのにまさかの展開が恐ろしい中村啓さん。僕の子猫と黒猫から復讐に慄く堀内公太郎さん。三日で忘れるのが猫らしい沢木まひろさん。猫の暖かさと記憶が結びついて安堵の石田祥さん。身代わりになった猫のために戦うことを決めた紫藤ケイさん。猫物件は恐ろしい吉川英梨さん。猫といえばホッコリ癒し系かなと思ったけど、意外に「怖っ」な物語の方が多くて印象深いかも?ショートショートなのですぐに忘れそうだけど。2024/07/06
ひさか
47
2014年9月刊。文庫書下ろし。猫にまつわる33編の短いお話は、ホラー、ファンタジー、推理、恋愛と多彩で堪能しました。軽い感じのお話が多かったですが、先頭のお話には驚きました。びっくりどっきりみたいなことをせず、少し後ろに回して欲しかったです。2015/02/24