宝島sugoi文庫
歌舞伎町スナイパー―韓国人カメラマンの18年戦記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800227607
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0195

内容説明

やくざ同士の喧嘩、飛び降り自殺の現場、闇カジノ摘発の瞬間…誰もが一度は見たことがあるだろう歌舞伎町の写真。本書は、歌舞伎町を18年間、撮影し続けてきた韓国人フォトジャーナリスト・権徹氏による取材体験記である。韓国海兵隊の元スナイパーがライフルをカメラに持ち替えて決定的瞬間を狙い続けた記録と記憶。歌舞伎町から「引退宣言」をした権氏が明かす取材秘話と歌舞伎町の裏側!!

目次

巻頭カラー特集 ベストショット・オブ・歌舞伎町1996~2014
第1章 やくざが支配する街
第2章 ライフルからカメラへ
第3章 警官との場外乱闘
第4章 歌舞伎町の住人たち
第5章 中国へ―脱北者と四川大地震
第6章 さらば、歌舞伎町

著者等紹介

権徹[ゴンチョル]
1967年、韓国生まれ。大学在学中の88年に休学して海兵隊に入隊。大学卒業後の94年に来日し、日本写真芸術専門学校に入学。報道写真家の樋口健二氏に師事する。2000年、元ハンセン病患者の写真が朝日新聞に掲載されデビュー。13年に講談社出版文化賞“写真賞”を受賞。14年に韓国に移住。新宿歌舞伎町、大久保韓流、元ハンセン病患者、在日朝鮮人などを取材。中国四川省大地震および東日本大震災の被災地に入り精力的に取材。水泳が特技でライフガードの資格を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちんれん

9
写真集「歌舞伎町」を出版した韓国人カメラマンが出した歌舞伎町で18年間写真を撮り続けた手記。来日の経緯から、原発事故で子供の安全確保が出来なくなった日本から去り、ベースを韓国に移すまで書かれている。ヤクザ、風俗、横暴な警察、外国人ギャングなど日本の中にここまで異常な現実がある事がゾクゾクして面白かった。2015/01/18

シャル

7
タイトルの『スナイパー』は実際に銃を構えるわけではなく、銃をカメラに持ち替えて被写体を狙う元韓国海兵隊員のフリーカメラマンの話である。しかしそれがカメラになっても、歌舞伎町という日本有数の繁華街を切り取るのだからその内容はで刺激的ある。やくざ、警察、オンナ、酔っ払い……そこで彼が見た光景は、『外国人の視点』であることもあって、日本でありながらまったく別世界のようにも見えるような情景ばかりで、生々しさと異世界感が同居する不思議な感覚を覚える。表社会とアングラの狭間の一端を垣間見る。2017/08/14

てっしー

6
元韓国軍海兵隊狙撃手のフォトジャーナリストによる1996~2014年までの歌舞伎町「戦記」。巻頭の写真はどれも緊張感の漂う危ないものばかりで目を瞠った。本文の内容も日本の暴力団や、外国人に対して横暴な警察などを赤裸々に描いており、興味深かった。不満な点としては、もっと歌舞伎町の韓国人コミュニティに切り込んでほしかった。歌舞伎町とは直接関係のない自伝的部分が長かった。本文と巻頭の写真の関係を符号などで参照しやすくしてほしかった。本文にほとんど「事件」の日時が載ってないのも、リアリティの点でマイナス。2015/02/09

ちゃーりー

3
題名にスナイパーと付いているのは、著者が韓国での兵役中、狙撃手だったことと、一瞬のシャッターチャンスを逃さないところをなぞらえているのでしょう。歌舞伎町も、一番街通りとかセントラルロード、区役所通りといった通りに沿って歩く分にはそんなに問題はない。「コマ劇場」の再開よって、今後、どのように変貌するか。巻頭の10数ページに及ぶ写真を思い描きながら読み進めると、アンダーグラウンドな歌舞伎町の姿を垣間見ることができます。2014/11/07

テクパパザンビア

1
一度も行ったことない歌舞伎町これからも行かないだろう歌舞伎町。 ヤクザや韓国、中国マフィア、 援交、脱北… 私には関係のないテレビの世界の物語。 巻頭の写真が一番印象深く良かったです、カメラマンの作者には最大限の賛辞ですヨネ。2014/09/25

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