宝島sugoi文庫
涙の理由―人はなぜ涙を流すのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800227539
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「なぜ人は涙を流すのだろう」「涙を流すとき、脳内では何が起こっているんだろう」。このテーマのもとに、小説家・重松清と脳科学者・茂木健一郎の対話は2006年冬から2008年冬まで断続的に2年間続いた。それから6年近く経ったいま、世界は、日本は、新たな「涙の理由」で満ちている。そして、3.11東日本大震災で流された様々な涙。いまだからこそ、もう一度見つめ直したい、自分の涙の本当の深さを。

目次

第1章 TVで見た悲しい事件に怒りを覚える理由(重松清作品とやるせなさ;小説は「社会に対するお土産」 ほか)
第2章 「涙」は「さんずいに戻る」と書く(人はなぜ悲しいと涙を流すのだろう;もし、涙が指先から滴るものだったら ほか)
第3章 有限の生しか持ちえない私達ができること(対論「涙の理由」;文学の中にある「涙の理由」の本質 ほか)
第4章 それぞれの時代の涙(涙は感染するのだろうか;「歌舞伎の涙」と「男の涙」 ほか)
第5章 いつか「自分だけの涙」を流すために(イチローの涙と清原の涙;涙の所有権 ほか)

著者等紹介

重松清[シゲマツキヨシ]
作家。1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、フリーライターに。91年『ビフォア・ラン』で作家デビュー。99年『ナイフ』で第14回坪田譲治文学賞、『エイジ』で第12回山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で第124回直木賞受賞。2010年『十字架』で第44回吉川英治文学賞受賞

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
脳科学者。1962年東京生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京藝術大学非常勤講師。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院、理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。「クオリア」をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組む。『脳と仮想』で、第4回小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryo Suga

1
涙の理由。自分にしか経験できない涙、人生で何回流すことができるだろう。2014/10/12

とのパパ

0
全然期待はずれ。2016/06/13

あいーだ

0
結論、科学的には涙の理由は解明されていない。本の中では『神様からの贈り物』とされていた。2016/05/26

sutekibito

0
涙について、音楽や文学、脳科学などなど、幅広く対談。みんなと同じではない感動、豊かな経験で自分だけの涙を流すことができる。2016/05/21

えっちゃん

0
「みなしごハッチ」と清原のあの日本シリーズの涙に共感するのは私も全く同じです。

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