内容説明
「ましら小僧参上」と書いた紙を残していく盗賊が巷を賑わした。「ましら」とは猿のことで、その名のとおり、猿のようにすばしっこい。被害に遭った店がどこも、あくどく儲けていることから、世間は義賊ともてはやした。ある時、定町廻り同心の仙太郎が何者かに誘拐される。そこに助けに現れたのはましら小僧だった。人情時代小説に定評のある著者の新作書き下ろし、宝島社文庫に登場!
著者等紹介
芦川淳一[アシカワジュンイチ]
1953年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務を経て小説家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごへいもち
12
シリーズ化されなかったみたいで残念2023/09/18
カバン
8
剣は強いがツメが甘い同心仙太郎。同心なのに、あっさり敵に捕まるってどうなのかしら!そんな仙太郎に恩があるらしい、義賊のましら小僧は、なんやかんやと仙太郎をサポートしてくれます。よくある感じの登場人物たちだらけで、何だかぼんやりした感じになってるのが残念です。2014/12/05
烏骨鶏
1
見た目が優男だからって云うだけで軽く観られて攫われてしまう同心というのもどうよと思ったが、優男でなめられがちだけど実は優秀且つ強い、ってのはわりとありがちだが好きなパターンだ。 こと時代劇とあってはそういう方が読みやすかったりして。 こちらの同心、悪漢に攫われながらお尋ね者のましら小僧に助けられ、その後も何かと助けられ。何でだと首をひねりつつも事件解決めでたしである。 さっぱりとして簡潔な読み口、ストーリーの読みやすい一冊でした。2021/12/11
いえのぶ
1
町廻り同心の仙太郎がましら小僧に助けられながら事件を解決する。新シリーズ。2014/08/03
ほんだや
1
ねずみ小僧的なやつ。時代ものの分かりやすさが読みやすくていいですね。であのおじょうちゃんがそうなんですか?続編あるよね??2014/06/03