破戒の連鎖―いびつな絆が生まれた時代

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800225504
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C0036

内容説明

90年代半ばの東京・山の手―。襲撃、報復、抗争、資金源獲得。東京の不良少年の世界で、「食物連鎖」の頂点を目指した関東連合「伝説」の幹部が、少年期の野望と転落を綴った、前作をしのぐ悔恨の回想録!

目次

第1章 邂逅
第2章 非道
第3章 報復
第4章 制圧
第5章 野望
第6章 破戒
外伝 “渋谷のK”と呼ばれた時代

著者等紹介

工藤明男[クドウアキオ]
東京都生まれ。杉並区出身の元関東連合リーダー。IT・芸能の分野で活躍。経済界から政界に至るまで幅広い人脈を持ち、複数の企業の筆頭株主として投資と企業コンサルタントの仕事を主としてきた。現在は関東連合と決別し、作家として執筆活動を続けている。「工藤明男」は筆名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

澤水月

19
「私もまた、関東連合の現役時代に固執する者の一人なのかもしれない」。わかっておいでではないか。昭和53、54年で大きい世代差。杉並と世田谷と用賀の争い…狭く本人たちに重要な世界。U、Iと続けて読んできたが直観で感じた、Uはやはりかなり…と改めて思う2015/09/22

GAKU

12
「いびつな絆」とあわせて、図書館で借りた。暴走族時代の悪さを暴露。喧嘩はともかく、レイプは下衆の極み。本当の悪になれない、つるむ事しか能の無い連中。ある意味可哀想。読んで損した連作でした。2015/07/18

うぃっくす

9
不良の流儀やら勢力図とか恐ろしすぎてわたしは一生陰キャでいいわと思いました。昔って子供だけでゲーセンいくとカツアゲされるからやめとけみたいのあったよね、今はどうなんだろ。2022/12/21

鷹図

5
世評を気にしてか、自身の犯した殺人事件について巧妙に回避する姿勢が、過去を悔いる言葉を上っ面だけに感じさせる。またキム兄弟との因縁がさほど詳しく書かれていないので、兄弟の人となりが見えてこない。兄弟側の手記も読みたいところ。懺悔録ではあるが、こういう「俺も昔は悪かった」本は、書いてる本人の悪人度に応じて笑えなくなる。ただ著者が自身のルーツを知るため、見立と共に祖父の故郷の島を訪ねた、というエピソードがさらりと書かれるのだが、まるで映画の一場面のようでしんみり…。執筆予定の立身出世篇も、正直楽しみではある。2016/01/22

かい

3
裏社会に潜む実態を具に感じることができる。不良漫画ワーストを愛しよんでいたがやはり実際は漫画で語れるようなものではないが。暴走族やヤクザの世界には汚い金や大人に操られて利用される少年。大人社会の反映がそこにはある。またその少年たちの生い立ちにも興味があったが思ったより普通の家庭が多いがやはり親からの愛情の不足。歪みの影響を感じる。筆者は言葉では反省を述べるがそれは責任の取れるようなことではない。こういった情報を元に社会、大人、政治家は反省をすべきであろう!2014/08/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8203846
  • ご注意事項

最近チェックした商品