内容説明
戦後68年を経ても、なおかつ日本政府が何度謝罪しても、韓国人と中国人は「反日」を叫び続けている。大統領や主席が代わろうともそれは変わらない。反日教育は台湾でも大々的に行われたが、台湾人が「反日」を叫ぶことはない。なぜ韓国人と中国人は「反日」を叫ぶのか。台湾生まれで、韓国人と中国人の精神性や国民性を知っている黄文雄が、単に政府の反日教育と反日政策だけではない彼らの心の深層にまで迫る。
目次
第1章 反日でしか生きられない韓国人・中国人(「歴史問題」から「領土問題」へ変わる反日;竹島領有をめぐる日韓の論拠 ほか)
第2章 韓国人・中国人「反日」の口実(学校教育で悪魔にされる日本人;「反日」を引き起こしている「反日日本人」 ほか)
第3章 韓国・中国の「反日」にひそむ深層心理(近隣憎悪の摂理;恨と恩仇の伝統文化 ほか)
第4章 韓国・中国の「反日」にどう対応すればいいか(「孫子兵法」の次善の策を選ぶ;中華の国と付き合うための「10の鉄則」 ほか)
著者等紹介
黄文雄[コウブンユウ]
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院西洋経済史学修士課程修了。雑誌編集などを経て執筆活動に入る。『中国之没落』(台湾・前衛出版社)が反響を呼び、評論家として活躍。1994年、巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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西澤 隆
1
「なぜ」を解き明かすよりも「だからこの連中はおかしい」を連呼する本。「ネトウヨ」にとっては心地よい景気の良さなのだろうけれど、こういう論調は正直言って食傷気味。好き嫌いで絶縁できるほど今の世界は単純ではない。地政学的に考えれば、すぐ近くで好き勝手やってもらうと安全保障他の面で困るという部分もある。僕らの価値観から見て困った人だということはわかる。でも、だとすればどうすればいいのか。感情論ではなく僕らの生きるすべとしてのその先を語るべき時期にあると思う。そういう意味では「宝島SUGOI文庫」的安さの本ですね2014/04/03
Naoki Kitagawa
0
愛国心を。2014/10/19